「社会に子どもを合わせる子育て。」
これが世の中の子育ての主流ですね。
不登校児の親はなんとかして子どもを登校させようとする。わがままな子どもの親は、わがままな部分を矯正しようとする。怠け者の親や、どちらかというと勤勉な方向に育つよう四苦八苦。
なんとなくそうしないと焦るから。直接的にはそんな理由でしょうけど、裏をよく読んでいくとやはり「この子が社会に出たあとに苦労しないように」という親としての切実な心があるのじゃないかと思います。
わたしも実はそんな親のひとりでした。自分自身が、我慢がちに育てられたことと、自分の我慢強さが社会で生きるにあたりそこそこの威力を発揮したという実感もあったため、娘のあぴちゃんを育てるにあたり、そうとう気を張っておりました。
わがままにならないように。社会で苦労しないように。
あぴちゃんは甘やかされがちな身分の一人っ子でしたからなおさらです。
しかしある出来事をきっかけにわたしの考えは180度変わります。それまでの凝り固まった考えがガラリと音を立てて崩れ落ち、それ以降はまったく違うフェーズを歩き出しました。
・子どもを社会に合わせない
・子どもからなにも取り上げない
そんな子育てを始めました。それまでの自分からすると考えられない変化です。私の思考の変化の過程と、その結果をつぶさに追った漫画を描きました。
かつての私のように、どこかに正解があると信じて苦しくなっている方にぜひ読んでほしい内容となっております。
どうぞご覧くださいませ。