これは小学三年生の頃に、はじめて読書感想文の宿題を持って帰ってきたときのおはなしです。
ラジオではお話ししましたが、わたしは文章を教えるなんて野暮なことはしたくなかったのです。わたしが文章を教えたらあぴちゃんがわたしになってしまうじゃないか、とすら思いました。そして若干教えることを拒否していたのですが、まぁそんなわけにもいかず、苦肉の策で自分が脳内で「三点分析」と呼んでいる方法を教えました。
たしか当時まだ、会社で働いていました。日々、目上の人に話を聞いてもらうために3点にまとめて惹きつけるということをやっていたのです。(不思議なことに「3点理由がある」と言うとぐっと引き込まれてくれるのです。大きめの声でハキハキ話すことがコツです。自信を演出するのです。)
これはもちろん、わたしのオリジナルの方法ではありません。ビジネス書を読めばどこかしこで出てくる古典的方法です。たまに見る英文の文書構成の指南本でも同様のスキルの指南を見かけます。おそらく万国共通のメソッドなのだろうと思われます。
まぁこれによりあぴちゃんは作文をうまく書けました。当然ながらよい文章などではありません。単なるテクニックをつかった文章です。それでも現段階では、書けるだけでたいしたものだと思うのです。
よいと思ったかたのみ、これを子どもに教えてみたらどうかと思います。
ご覧のとおり、わたしは本質的な文章教育にはだいぶ悠長です。まったく焦りを感じておらず放置気味です。これには超個人的な理由があり、会員様向けにその理由を書きました。会員様はこちらも合わせてどうぞ。