私が新卒で企業で働くようになったときは、ダイバーシティという言葉がとてもよく流行っていました。ダイバーシティとは人材の多様性のことです。
従来のように男性ばかりを企業戦士として採用するのではなく、性別や背景も多種多様な人材を確保し組織力を上げるという考え方が流行っていたのです。そのあとに就職した企業ではまさにダイバーシティ戦略の一環として異分子として採用されたこともありました。
しかし自分としては、利益を上げることが目的である法人において多種多様な人材を集めることによるメリットを目撃したこともなければ、実感したこともありませんでした。むしろ属性は寄ってしまっても、仕事ができるスペックの高い人材を集めた方が利益は上がるのでは?と、そういう考えすら抱いていました。(実際にそんな現場も見てきました。)
しかし私は自分の家庭を運営するなかで、自分のこの考えが間違っていたことを知ります。今回はそんな気付きについての漫画です。
子どもの声、パートナーの声。
正直うるさい、と感じることもあります。正しくない、と感じることもあります。それでも否定しない。やらせてみる。放置する。そのことによって得られたメリットにより、わたしは、家族に思ってもみないところに連れてきてもらえたと日々感じています。
全体的なメッセージとしては、多種多様な行動を見せる家族を操作しようとせずに放置しよう。という漫画です。真に多様性のメリットを得たいのなら、必要な土壌というものがある。その土壌とはなんなのか、ということについても考察しています。