大嫌いの本当の心│あぴママびより
「大嫌い」を深めてみると

大嫌いの本当の心

イターイ!!十年ぶりくらいに包丁で指をやってしまった。
パパが急いで手当をしてくれているときに横目に入ったのは、私以上に身もだえするあぴちゃんの姿。私の傷が自分の傷のように痛いあぴちゃんである。バタバタ!!うおぉうわぁもうイヤだぁ
人の傷が自分の傷のように痛いという感覚は脳の中の「ミラーニューロン」という共感を司る細胞の働きによるもの。昔、脳科学の本で、そう読んだ。本には、それは対象が好きだから起こる現象で、好きの度合いが強ければ強いほど痛みも強くなると書いてあったから、
あぴちゃんは私のことが結構好きなんだなって思った。おんなじだわ。私もあぴちゃんの傷は本当に見たくない。
それなら、嫌いな人だったらどうなのかなって頑張って嫌いな人を思い浮かべ、脳内でその人に、怪我をさせてみたら
あれ・・・?普通に、痛いわ・・・。
自分がその人のこと、嫌いって思ったり、実際に本当に嫌いあったりすることってあるけどさ、
本当の本当は、自分すら感知できないほど奥深くでは、好きなのかもしれないなって。みんな本当は、みんなと仲良くしたいだけなのかもしれないなって。そんなことを思ったわ。

久しぶりに包丁で指を切ってしまったら、あぴちゃんのほうが痛そうだったのでした。

でも私も同様で、あぴちゃんの傷ってまともに見れたことがありません。辛すぎるんです。

ですから、うちではいつも夫が応急処置係です。彼はミラーニューロンが少ないので、淡々と処置することができます。

ミラーニューロンに思いを馳せ、嫌いな人を想像してみようと記憶をたどり呼び寄せ、頭の中で怪我をさせてみました。

普通に嫌でしたね。やっぱり、ぜったいつらいなと。いくら嫌いでも怪我させたくありませんし、危ない目に遭ってもほしくありません。

それなら、「嫌い」ってどういう感情なのだろうか。考えを深めて考えてみると面白いです。

私は最近、とても苦手なタイプの方とお話をする機会があり、どうしてこう心がざわざわするのかなと分解していったときに、自分の心の根底に同族嫌悪のような気持ちを発見しました。

そこで、それを友人の二郎くんに話したところ、こういう回答が却ってきて、大変深いなと思ったところでした。

「人間同士の攻撃というのはほとんど同族嫌悪じゃないかとか、思うんです。自分の中にあるから、理解も出来、憎めるというか。」

深いです。

本当は嫌いじゃないんだろうな、と私は考えます。ほんとうは好きだから、大好きだから、残念で憎んでしまうんだと、そういうふうに考えています。人間とは悲しい生き物ですね。

人は、自分以外の人間から、自分の言葉を聞きたいものであるから

上記は5月の人気Voicyです。良い言葉を見つけていく。自分なりの言語センスを磨いていく。そのためのもっとも効率的な方法。このようなことについて話しているつもりです。

チャプターはこんな感じで展開します。

チャプター1、あの人が好き。それはあの人が好きな自分が好きだから。
チャプター2、言葉は自分の中にある。まだ発見できていないだけ。まだ外縁を与えられていないだけ。それならどうやって言葉を使いこなせるようになっていくのか。
チャプター3、教育の本質は、自分のようになれということ。だから教育者は、自分を生き切らないといけない。それなら..

いつもより長く、さまざまな話題を縦横無尽に展開しました。こういう話の展開の仕方って、あんまり効率主義者の皆さんにはウケないんです。でも、あぴママのコアなファンな方には、喜んでもらえることがあります。

今週末のゆっくりした時間帯に、ぜひ聴いてみて。Voicyも、どうぞよろしくお願いいたします。

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