【あぴママの本音】人の育ちに無償の愛は関係ない│あぴママびより
人の育ちに無償の愛は関係ない

【あぴママの本音】人の育ちに無償の愛は関係ない

「子どもの健全な育ちのためには、子どものありのままを受け入れる母からの無償の愛が必須である。」

育ちの過程で無償の愛と呼べるべきものを母から受け取れなかった人ほど、上記のような、どこぞの心理学に由来した論理にこだわるものだなと、そのように思います。

この論理は、自分にたいして無償の愛を注いでくれなかった自身の母親を恨むときの論拠に使われることも多いようです。

また自身の子どもに、「愛してる」とか「大好きだよ」とか言って頻繁にハグしたり撫でまわしたりする欧米的コミュニケーションを正当化するためにも使われることも多いようです。

つまりこの論理は、親を恨みたい方(親の愛をいまだに渇望している方と同義)、また子どもへの愛というものがよくわからずに子育てをしている方に、なぜか広く支持される傾向のある提言なのだと言えます。

今回は、この提言に反するように「人の育ちに無償の愛は関係ないのではないか」ということを漫画にしてみました。心理学の定説を否定するなんて、なんて罰当たりなのでしょうか。

しかし、世の中の隅っこにあるブログですから、自由にやります。今回はかなり長い漫画です。説明するのが難しいことでしたから、漫画もすこしだけ長くなりました。

愛されて育った子は親の我慢を気にしない件。こちらの無料漫画の続きとして描いておりますから、最初にこちらの漫画を読んでいただいたら面白いかなとは思いますが、読まなくてもわかるように描いております。

「わたし、子どもを愛せていますか?」「ありのままを受け入れられてますか?」

そんな気持ちを持ってしまう方が対象です。また、実母との関係に悩まれている方にもおすすめです。

先日描かせて頂いたマンガ、「愛されて育った子は親の我慢を気にしない件」は読者のこちらのコメントを元にしたものです。 「子どもは親の制限や我慢していることなど露ほどにも気にしてない。愛されて育った女の子はそんなものだと私は思いました。」
このコメントを初めて見たとき、脳内にカチャ、カチャ、カチャと様々な情景が見えた。
カチャ
カチャ
カチャ
「親の我慢を露ほどにも気にしたことのない愛されて育った女の子」。 言葉の精度というのは人によってピンキリだから、さりげなく発された言葉に、そうこだわる必要はないとは思えど、この言葉は私につよい違和感を残した。
現実世界を少し見渡せばそんな存在は皆無だろうと分かる存在を「いる」と認識し、幼年期を過ぎたあぴちゃんが「それ」だと思う、その認知の歪みはどこからくるのか。
その歪みはほとんど間違いなく、トラウマに起因しているのだろうなと、そのように思った。 要は、コメント主さん自体、親の我慢や制限をおそらくビシビシと感じながら育ち、親に対して申し訳なさや罪悪感を抱えて生きた時期があったのだろう。
ずっと悲しかったんだと思う。そして心の奥では納得いかなかったんだと思う。自分の存在を手放しで喜んでくれない母に。自分の方は、母の存在を手放しで喜んでいたからこその納得のいかなさである。
そして大人になってから、親というのは子にどのように接するべきかという社会通念と子どもを重んじるあたらしい常識に出会ってしまった。それが子どもの頃の「無償の愛をもらえない悲しさ」に結びついてしまったのが運の尽き。
そのあと生じるのは怒りだからね。母に対する怒り。ねぇお母さん、どうして、どうしてあのときあんなこと言ったの?幼い私にどうしてあんなことをしたの。
今も怒ってると思うんだよなぁ、この人。「親の我慢を露ほどに気にしたこともない、愛されて育った女の子」。世界にそうそういもしないこの虚像は、過去の自分のま対局の位置にあるものだ。
親の我慢をいつも感じとって、存在を無償で喜ばれていない悲しさは過去のもの。それなのにまだその過去を主体的に生きているから、その点に関しては認知がまだ子どものままなのである。
あぴちゃんがうらやましいのである。子どもは幻想を見る。
しっかりママに明日は弁当っていえば、ママは先生から連絡うけて走らずにすんだっ!!ママは打ち合わせだったのに。いくら損失したと思う? 大人は現実を見る。
育ちの過程で無償の愛を得られなかったことに固執する人がいる。というか、無償の愛を得られなかった人達こそ無償の愛が人の育ちに必須だという論理を好んでつかもうとする。

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