「子どもの健全な育ちのためには、子どものありのままを受け入れる母からの無償の愛が必須である。」
育ちの過程で無償の愛と呼べるべきものを母から受け取れなかった人ほど、上記のような、どこぞの心理学に由来した論理にこだわるものだなと、そのように思います。
この論理は、自分にたいして無償の愛を注いでくれなかった自身の母親を恨むときの論拠に使われることも多いようです。
また自身の子どもに、「愛してる」とか「大好きだよ」とか言って頻繁にハグしたり撫でまわしたりする欧米的コミュニケーションを正当化するためにも使われることも多いようです。
つまりこの論理は、親を恨みたい方(親の愛をいまだに渇望している方と同義)、また子どもへの愛というものがよくわからずに子育てをしている方に、なぜか広く支持される傾向のある提言なのだと言えます。
今回は、この提言に反するように「人の育ちに無償の愛は関係ないのではないか」ということを漫画にしてみました。心理学の定説を否定するなんて、なんて罰当たりなのでしょうか。
しかし、世の中の隅っこにあるブログですから、自由にやります。今回はかなり長い漫画です。説明するのが難しいことでしたから、漫画もすこしだけ長くなりました。
愛されて育った子は親の我慢を気にしない件。こちらの無料漫画の続きとして描いておりますから、最初にこちらの漫画を読んでいただいたら面白いかなとは思いますが、読まなくてもわかるように描いております。
「わたし、子どもを愛せていますか?」「ありのままを受け入れられてますか?」
そんな気持ちを持ってしまう方が対象です。また、実母との関係に悩まれている方にもおすすめです。