「それは自分の価値観なのか?自分が考えていることは、本当にそれなのか?本当に、本当に…?」
たくさんの人と平和に共存しなければならないこの社会で生きていると、だんだんと自分の意思というものに、不純物が混じってきます。
少しずつ少しずつ、にごっていきますから、たいていは変化に気づけません。
ただ、もし幸運だったなら、ハッとある日急に気づくのですね。自分の意思の純度が下がりきっていることに。
自分の価値観ではないものを「自分の価値観だ」と思い込んでいることに。
だから、日々、自分の意思というのを点検しないといけないし、純度を上げる努力をしなければならない。こういうことを書いたのが、こちらの漫画です。
なんだか嫌な出来事や、何をやってもうまくいかない時期というのが人生にはありますね。 そういう出来事とか時期というのは避けられないものだし、避けるべきでもないと思います。 だけど、そこから生じる苦しみというのはできるだけ最小限にしていきたいも[…]
今回の漫画もそれに引き続いたものです。
「引き剝がし」を行わなければなりません。
「自分の意思」を「誰かの都合」や「暗黙のルールを読みこなした大人の対応」とごっちゃにしてはいけません。
まずは、自分の意志から誰かの都合を引き剥がす。そのうえで、どうするのかを考える。
このプロセスがとっても大事なんですね。どんな決断をするにせよ、まずは自分の意志とそのほかのものを区別し、すっきりと整理した状態をつくることが大事です。
今回はそれの方法とその威力について描きました。