誰がどう見ても普通の人生。
可もなく不可もない、普通の人の普通の人生。
つまり、幼稚園から社会生活をはじめ、学校に通い、社会人になるという、たぶんこのブログの読者さんの多数が送ってきたと思われる普通の人生。
これがすでにもう無理ゲーなんだと、年間をとおして主張したい気持ちでいっぱいのわたしですが、4月ほど、このことをさらに大声で主張したくなる月はありません。
「無理ゲー」という言葉をどのような意味で使っているのかというと、つらく困難で大変なものであるということです。心身ともに健やかで、まっさら素直な状態でゲームを終えるのはほとんど不可能だということです。
ゲームが始まるのは、保育園幼稚園や義務教育の始まり、つまり社会生活を初めておこなうときです。
ほんとうに、ほんとうに大変です。社会生活というのは、大変です。
子どもたちは、大変よくがんばっております。
そして、大人もそうです。
普通をこなすことが当たり前だと思っていてはいけないと思います。それを子どもに押し付けてはいけない、そして自分も普通のままで人生を終えるのはもったいないです。
今日の漫画では「普通の人生」に苦しむあぴちゃんに、わたしがどのように対処してきたのかということや、そのような子どもの隣にいる大人は、いったいどのように生きればいいのか。こういうことを漫画にしました。
キーワードは「逸脱」です。
4月を苦しむお子さんをもつ親御さん、そして、自分自身も適応にもがいている方に。どうぞお楽しみください。