当ブログの収益の一部は毎月、漫画にでてくるNPO法人フローレンス様に寄付しております。
NPO法人フローレンス様は、一人親世帯支援、赤ちゃん虐待問題、障害児保育問題などの社会問題の解決にとりくむ認定NPO法人です。
寄付とは自己表現
当初寄付を毎月おこなうときめたとき、目的は「あぴママの漫画を読むことが社会で困っているだれかの支援につながる」という仕組みをつくることでした。この仕組みにより読者も満足、活動内容の知名度アップによりフローレンスも満足というよいアイデアに思えました。
しかし、半年以上寄付を続けて改めて思っているのは、寄付という行動が意外にもあぴママ自身に良い作用をもたらしているということです。
わたしは最近、寄付とは自己表現であると考えるようになりました。わたしがおこなっている漫画、文章、そして音声での表現活動とおなじくくりの活動なのです。詳しく説明します。
虐待問題、一人親問題、障害児の保育の問題。あぴママとして、「これらに関心があります」と意思表明することは簡単なことです。言えばよいだけですから。しかし言うだけではなく、実際にその問題の解決に本気で取り組むNPO法人に継続的に収益の一部を寄付しているという事実は、あぴママの姿勢を世界にたいしてわかりやすい形で示す、なによりの表現になると考えるようになりました。このブログのベクトルが最終的には社会に向いているのだということをこれほどわかりやすく表現してくれるものは、あまりないでしょう。
そういう意味で寄付は、わたしのたいせつな表現活動です。漫画や音声の表現活動と同様、今後も継続的におこなっていきます。課題は、読者への周知ですね。表現というのは見てもらえないことには化学反応は起こしません。(ここでの化学反応とは、それを目にした人の行動を少し変えるということです)
もうすこしわかりやすく、毎月寄付しているという事実を周知していこうとは思っています。
フローレンスのご紹介
フローレンスのサービスの主軸は「病児保育」だと思います。最近では、障害児の保育、保育園の設立、赤ちゃんの縁組などさまざまな社会的意義の高い活動に手を伸ばされているようですが、もともとのサービスの主軸は病児保育であり、今もたくさんの会員をその手厚いサポートによって支えているものと思います。
あぴちゃんは小さい頃、すぐに体調を崩す子どもでした。夜に37度の熱を出したら、そこからわたしと夫の胸のキリキリした痛みが始まります。その当時はふたりとも容易には休めないポジションで働いていました。実家などの助けは得られない状態です。もちろん熱発した我が子を保育園には預けられません。
朝には具合がよくなるかもしれない。ならないかもしれない。よくならなかったらどちらが会社を休むか。おいてきた仕事のことを思うと、頭がいたい…
こういうストレスフルな状況に救済をあたえてくれたのがフローレンスでした。ふつうのおばさんがきてくれるのではありません。病児保育のケアのプロがきてくれるのです。病児保育のプロとは、子どもを診るという観点だけでのプロではありません。親を安心させ、子どもを愛し、親と子どもにとって安心安全な空気、ああこの人になら愛しい我が子を預けられる、ああ預けてよかった、きてもらえて救われた。そういう気持ちを提供するのがプロです。
あぴちゃんは強くたくましく大きくなり、とたんにフローレンスとの関わりがなくなってしまったのは寂しいことでした。しかしこういう形でまた関わりをもてることを大変嬉しくおもっています。そんなNPO法人です。
ここでわたしが、フローレンス様への寄付をみなさまに呼びかけると彼らのためになるのかもしれませんが、わたしとしては、当団体への支援を直接読者におすすめする気はありません。誰にとってもなにかしらの支援のテーマがあり、そこにわたしが影響できるものではないだろうと思うからです。
ただしかし、自分にとっての身近なテーマに取り組む身近な団体。それを寄付という形で支援すること。それは冒頭で申し上げた通り、自己表現であり、あなただけの自己表現活動の一貫です。社会と同時に、自分を高め自分を向上させる立派な表現活動です。
ですので、この投稿では、単純に「寄付というかたちでの自己表現」という行為だけ自信をもってお勧めさせていただきたいと思います。
フローレンスの事業内容だけこちらにリンクをはっておきます。ぜひ関心をお寄せになっていただきたいなと思います。