他人にモラルハラスメント的言動を行ってしまう人の対処法についての下記の3部作が、ちょっと驚くほどの数の方に見ていただけました。そして反響も過去最大といえるほどの数をいただきました。
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2022年もたくさんの漫画を描かせていただきました。とくに、あぴママの本音漫画は、いつも自分がそのときに一番関心があるトピックを取り上げていますから、個人的なログとして振り返っても「ああ、あのときああいうふうに考えていたなぁ。」とけっこうお[…]
これらの反響を得て、モラルハラスメントに苦しむ方々に役立つ実践的な視点というのは、あぴママの潜在的読者層の多くの人の関心を引くらしいということがわかりました。
その流れを汲み、前回は、「酷いモラハラ夫をどのように教育していくか」という実践的方法について投稿してみたところ、これまたたくさんの方に反響のメッセージをいただきました。
そこで今回は最後に、モラルハラスメントについて自分が得た知見をすべて投入した漫画を描こうと思いました。
タイトルは「モラルハラスメント加害者の深層心理に迫る」です。
加害者の心理、なにがほしいのか、どこに病理があるのかを鮮やかに描き出すことにより、そういった人々の相手をしなければならない方々の参考書になるようなものをつくりたいと思いました。
実は、前回の人生相談には、「モラハラをするような人間は人であらず」というような、加害者への嫌悪感を丸出しにしたようなコメントが多数届きました。
これは「弱いものいじめを見過ごさないぞ!」というある種の正義感からくる本能的行動なのだと思われますが、私はこのような感想、そして行動は積極的にはのぞみません。
私がこれらの記事を投稿することにより目指しているのは「相互理解」だからです。
他者を相手にモラルハラスメントを繰り広げてしまう人の深層心理の理解のきっかけになることだけを目指したいです。
私は「他者にモラルハラスメント行為をしない」という人格を持つ時点で、ある種の社会的強者であると考えています。他者にモラハラをしない時点で、他者への共感性、社会性などを高度なレベルで自然に備えていることがわかるからです。
そしてここからが重要なのですが、そういうものを備えているということは、本人の努力によるところだけではありません。やはり天からのギフトである部分が大きいのです。(天からのギフトとは、生得的気質と読み替えても良いです。)
そして私の考えによると、モラルハラスメントを繰り広げて他者を組み敷こうとする人間こそが社会的弱者です。もっとも身近にいて愛してやまない人間と、強固で優しくあたたかな相互愛の関係を築くことができない点において弱者であると断定します。それはつまり、天からギフトの欠如ともいえます。
仮にそうであるなら、私から見ると、モラルハラスメント行為を繰り広げる人をたたく行為こそが弱いものいじめに見えてしまいます。
今回の記事は、他者にモラルハラスメント行為を行う人の心理に迫りました。中心部、つまり彼らの真の動機にまで近づけているはずです。わたしの見てきたもの、そしてそこから生じる想像力を、全て注ぎ込みました。
これを読むことにより、モラルハラスメント被害者は、こういった社会的弱者の深層心理を深く考えていくことができると思います。そういった方々への対処法も考えていくことができるはずです。