ママはさぼりがちと思われがち│あぴママびより
錯綜する思惑

ママはさぼりがちと思われがち

絶賛二度寝中のママ
なにいってるの!
あーあぴちゃんはいいなぁ。決められてることだけやればよくて。
あー、あぴちゃんはいいなぁ。ママなんて働けども我が暮らし楽にならざりっ
錯綜する思惑

あくまで自覚的には、毎日休む暇なくくるくるとこまねずみのように働いているつもりなのですが、たまにだらーんとすると目ざとく見つけて、じっとりとした視線を向けてくるあぴちゃんです。

漫画の中のわたしは「自営業者なんて、二度寝できることくらいしかいいとこないよっ」と心の底から叫んでいるのですが、なかなかあぴちゃんには独特の気の休まらない感じが伝わらない。わかってもらえない。特に我が家は、夫が勤め人ですから、子ども目線で夫の様子と単純比較すると、どうしてもママが楽をしていると思っているふしがあります。

同じ家族であっても、夫は私の苦労をよく理解してくれていると感じます。私の仕事の苦悩、楽しみ、夢は、家族の話題のメイントピックのひとつであり、よく話をしているからです。夫には社会人経験がありますから、小さくてぼろぼろの小舟に乗って荒波を潜り抜けなければならない感覚をなんとなく想像くらいはできるのだと思います。(たとえ彼自身が大きくて安定した船に乗っていても海の様子くらいなら知っているのです。)

しかし、あぴちゃんにはまだ海の感覚をちょっと想像できないみたいで、彼女にとって母親は、小さな守備範囲と彼女のまわりを日常的に焦りながらうろうろし、たまにさぼっている女、みたいに見えているようです。ですから漫画のような攻防は我が家ではあるあるだったりします。

 

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