自分の気持ちってどこまで自分から生じたものなんでしょう
かつては週末ごとに外出したり旅行をしたりお友達とあそんだりしたものですが、最近はめっきりうちで過ごすことばかりです。
あぴちゃんはというと、とくにそれを不幸とも思わず、動画を見たりゲームをしたり家族で遊んだりバーベキューをしたり、外出できない今を普通のこととしてとらえているように見えます。
でもきっと、ママの一言を小耳にはさんで、「そうか!自分は今、夏休みなのに外出できなくてそこそこ不幸なんだ。」と思ったのかもしれません。子どもと過ごしているとこういうことって本当によくあります。事実をそのまま事実としてとらえて、今をただそのままの今として受け入れている子ども。子どもは入念に大人の言っていることを聞いて、それに対する解釈を学びます。
「ああ、これは不幸なことなのか。」
「ああ、これは幸せなことなのか。」
そうして親の価値観が子どもに脈々と受け継がれていくわけですね。
ネガティブな捉え方をする親の子はネガティブな捉え方を学ぶ。ポジティブな捉え方をする親の子はポジティブな捉え方を学ぶ。
私たちの性格や考え方は確実に、誰かが自分より前におこなった解釈からきていると思います。私にとっては人生とは、自分に根付いてしまった他人の解釈を解体し、ひとつひとつから自由になっていく過程をいいます。70才を迎える頃には、ピュアな子どもに戻っていたいな。