【育児相談がきた】2歳児に大声で怒ってしまう自分がイヤ│あぴママびより
2歳児と私

【育児相談がきた】2歳児に大声で怒ってしまう自分がイヤ

育児相談がきました。今回は、私も経験のある悩みだったので答えてみます。2歳児のお母様からの悩み相談です。

もうすぐ2歳の我が子に瞬間的に苛立って大声を出してしまう自分が嫌です。初めは諭すように接していられるのに、ある瞬間に「もうやめて!」となってしまいます。

冷静になってから思い返してみると、自分の思い通りにならなかったことが続くと、こどものいたずらや癇癪に対して、必要以上に苛立っているような気がします。そこまで分かっているつもりでも、その瞬間はまったく冷静になれません。

そして確かに、こどもと関係のないところで余裕が無くなっていて、タイミング悪くこどものいたずらや癇癪があると、我慢できないことがあります。

理不尽な苛立ちをぶつけられているこどもに、その次の瞬間には「ごめん」と思っています。DVの典型のようです

 

あぴママの答え

日々2歳児に向き合うすべての親の方々をリスペクトします。経験上、2歳児の育児はとても大変だったからです。子はとても可愛くて幸せをくれたけれども、あの日々に戻りたいかと言われれば迷ってしまいます。自分の時間がとれないからです。

以下からはご相談に私なりに答えてみたいと思います。

怒りの理由を細分化する

私は、質問者様の感じる怒りの感情を否定しません。むしろ「わかるわ〜」と思います。ただご自分で怒るのをやめたいと思うのなら、自分が怒っている「理由」をその都度細分化してみるのはどうかな、と思います。

たとえば、2歳の子がコップについである牛乳を子どもらしい好奇心によってぶちまけたとします。片付けるのは質問者様なので、当然怒ると思います。そして、もしかしたらそこで大声を上げて2歳児に向かって怒るのかもしれません。それは全くそれでいいと思うのですが、怒りながら自分が「なぜ怒っているのか」「主に何に対して怒っているのか」ということを考えてみる癖をつけてみるのです。

たとえばその理由はこういう具合になっているかもしれません。

  • コップの中をぶちまけたら毎回怒っているから伝わっているはずなのに相手にわかろうとする姿勢がないこと
  • ぶちまけられたら親の私が処理しなければならない。その労力が嫌だ
  • 素敵なラグが牛乳で汚れるのが嫌だ
  • そもそも自分の時間を犠牲にして育児をしているのに、また犠牲となる時間が増えて嫌だ

その種々の「嫌だ」という理由からくる怒りの感情は人間として全く正当なものだと思います。ただ、2歳児にはどれも全く理解できないし、その意味で2歳児に改善の見込みはないと思います。

2歳児にとっては「汚れ」の概念もないし、「牛乳がもったいない」という概念もない。「親に苦労をかけている」という概念もない。すごく残念なことに、質問者様がなぜ怒っているのかも全くわからないでしょう。多めに見積もっても、「ママに怒られて悲しいな」という気持ちになる程度でしょう。

怒る都度、自分の頭の中で細分化することで、「この小さな人にとっては全く理解のできない大人の都合のみで、今現在自分はとても怒っている」ということを客観的に認識できるはずです。

私は怒りそのものは全肯定します。子どもに対する一回一回の怒りが子どもの将来に与える影響は無視してもよいほど小さいと思っているからです。ただし、都度の怒りの際のこの客観的認識作業ができない親が子どもに与える悪影響は、いろんな意味で甚大だと思います。

客観的認識作業は、今後の自分の反応を変えることができる大きな武器だと思います。これをやることで、本当に少しずつ針の先くらいの小ささであっても、自分の瞬間的反応は良き方向に変化していくはずです。だからこそ、この作業さえやるのなら、怒っても全然いいと思うのです。

結局は時間管理にいきつく

とはいえ、結局は余裕がないから怒ってしまうということなのだと思います。余裕があれば理性がちになるのも簡単なことです。

どういう状況で子育てをしているのかは分かりませんが、私の数少ない経験(あぴちゃんたったひとり)からいうと、2歳児は一人で向き合って育てられるものではないと思います。できれば複数の支え合う大人の存在が必要で、もしそういう存在がないのであれば、有料で預けて二人きりで向き合う時間を減らしたほうがいいと思います。

私はあぴちゃんを複数の大人で育てていました。専業主婦もしくは主夫の方々より子どもの面倒をみる時間は少なかったと思います。一緒にいる時間を増やそうと思えば増やせましたが、「もううんざりだ」ではなく、「早く会いたい」とか「愛しくてたまらない」と思いながら育てていたあのときの思い出はただ綺麗です。

それがいいとか、正解とか、そういうふうには全く思いませんが、ただの個人的な綺麗な思い出です。

 

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