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先生が何を言わんとしているか、とてもよく理解できます。同意はできませんが、理解はできるのです。
そして先生がそれを「良かれ」と思って言っているということもよくわかる。そしてそのことの「良さ」もわかります。
子どもたちはじきにこの社会に取り込まれていきます。そこでは当然、やりたくないことも我慢して取り組まなきゃいけない側面はあるわけです。会いたくない人に会い、頭を下げたくない人に頭を下げなければならないこともあるでしょう。
だとすると、そういう多数派の現実というのを前もって示してやるのも、子どもたちに初期段階で社会というものを教える立場にある小学校教師としては、とても真っ当なことのように思えます。
あぴちゃんは、小学校からさまざまな理不尽を持ち帰ってきます。教師の言動に不信感を得ることもあるようです。それらに一緒になって「おかしいね」と同調することもありますが、心の奥では「先生たちは本当に現実社会を教えてくれているな」と皮肉に感心しています。そしてわたしはそれでいいと思っています。どちらかというと高く評価しています。
あぴちゃん。小学校の先生が教えてくれることは、ひとつのまがうことなき現実だ。彼らはとても正しい。それに対していちいち反目し、目くじらを立て、怒るあなたはあなたで正しい。
あなたの場合は反目から自分の意見を磨き整えていっているようだから、そのまま反目し続けてください、という気持ちです。