【本音】人生相談回。怒りでコントロールしてくる夫への対処法│あぴママびより
怒りコントロールをしてくる人の対処法

【本音】人生相談回。怒りでコントロールしてくる夫への対処法

怒りの感情表現で人をコントロールするパートナーとの付き合い方についての人生相談が届きました。今回の「あぴママの本音ブログ」ではこれを取り上げたいと思います。

怒りで人をコントロールする特徴にくわえ、モラルハラスメント的な発言を行うパートナーの対処法についての相談です。相談者は「夫が怒らないかどうか」が行動基準であるとのこと。この状態から、わたしたちはどのようにすれば、自分で自分の行動を決められる状態にもっていけるのでしょうか。

今回の相談者の旦那様は、口も達者な方で、相談者としては、論破され丸め込まれてしまうことも多々あるようです。こういう人に対して我々はどのようにふるまえば自分の主権を取り戻すことができるのでしょうか。

まずは、相談文章をそのまま上げさせていただきます。

初めまして。
昨年にあぴママさんのことを知り、ブログやVoicyで癒されたり、元気をもらうようになりました。是非わたしもご相談させていただきたいと思いメールさせていただきます。よろしくおねがいします。

夫婦関係についてです。
わたしには主人と一歳になる息子が居ます。主人の性格は、理想の自分を追い求めて何事も常に100%で臨むタイプです。仕事ができる方で、いくつかの会社に勤めた後親の自営業を引き継ぎ、売り上げは最高を更新し続けています。普段は子育てもしてくれるし料理も上手な人です。

わたしは全く逆で、どちらかとゆうと自由にラクに生きたいタイプだと思います。ずっと美容に携わっていて、その後海外に住んでみたり、割とインスピレーションで動く方です。現在専業主婦。今は息子中心に生活しています。

元々お付き合いしている頃から細かいことで怒られてきており、今のわたしの行動基準は、「主人が怒らないか」ということです。自分で自分がイヤになるんですが、どうしてもこうなってしまいます

先日こんなことがありました。

息子は元気で、入浴時も髪の毛を洗うのに一苦労です。その日はわたしも疲れており、髪の毛を濡らしただけで洗うのを断念しました。それを主人に話すと怒りだし、「俺が料理をこんなに手伝ってることに感謝してたら、そんなことで髪の毛を洗わないなんてあり得ない」ということでした。

次に、「俺は仕事もしてお金を入れている、育児がしんどいなら代わったるから体売ってでも外で月100万は稼いでこい」。家事で手抜きをしていることを指摘したり、子供にベビーフードは食べさせるな、お前の料理はマズイ、乾燥機を使うな、自分の服を整理していないなど…

もう無理と感じ、離婚しましょうと言ってしまいました。

実は主人から以前二度ほど怒った勢いで?離婚すると言われております。ですがその都度謝ったりして話はなくなっています。自分から離婚を切り出すつもりはなかったんですが、怒鳴られる中で私も貯め込んでいた悔しい気持ちを晴らしたかったんでしょうか。息子が居るのに離婚の言葉を出してしまったことを後悔しています。

次の日から主人は発熱、翌日コロナ陽性とわかりました。(私と息子は元気です)彼は熱で体調が悪く、仕事のことも不安になったんだと思います。わたしが思うように動かないことに怒って、自室から何度も怒鳴っていました。それは息子も聞いています。

子供の全てのお世話と主人の食事、買い物に感染対策。バタバタな中、怒り続けている主人。

わたしはこの状況に混乱して、あぴママさんに指南してもらいたい一心で人生相談の購入をしました。
どのように文章を作ろうか…夜な夜な作っては消してを繰り返していたんですが、インスタで見たあぴママさんのブログを読み返していると、ピッタリなものを見つけました。

人の心を傷つける人を大人しくさせる方法」です。読んでいて心に沁みて、泣けました。そして、ただわたしが悪いから怒られていると思っていたことに違う見方ができました。恐らく主人は私に依存しています。

考えてみると、彼はバツ2。結婚式だけの方もいるそうで、それも入れるとバツ3。子供は元妻達にそれぞれ1人ずつ居ます。2人ともから裁判を起こされていて、1人目の妻からは子供の面会日数のことで現在裁判が行われています。

現在彼は48歳、筋トレはしているけど体力の低下を感じているみたいです。経済力はありますが、またこれから新しくパートナーを探すとなると難しいと思います。わたしは初婚で38歳。遅いですが、彼との子供が初めての出産です。依存していないにしても状況を考えると、主人はもうこれ以上離婚はしたくないとは考えていると思います。

徐々に冷静になり、この事実を考えてみると、彼への許せない気持ちはスッとなくなりました。状況は変わっていないんですが、彼もどこかで追い詰められていたのかもと知るだけでこんな気持ちになるなんて!不思議!

そうすると、わたしの相談したいこととなると…今後近いうちに主人が隔離生活を終えて話し合いになった時に、
・もうわたしに怒鳴るのは今後一切やめてほしい
・普通と比べるのではなく何事も「家族が仲良く居るためには」とゆうことを1番に考えてほしい
ということを同意してほしいです。

内容は夫婦としては普通なことかもしれませんが、彼には正直難しいかもしれません。もしわたしが言い方を間違えることがあれば、お前が悪いから怒ってしまうなどと、また怒りだすと思います。だからわたし自身も覚悟して臨みたいです。腹を割ってまっすぐに話すしかないことは分かっているんですが、主人は口が達者で、自分が間違っていないと話すのは上手い人なので今までと同じように論破されてしまうのが不安です。

こんな状況にはなかなかならないかもしれないんですが、あぴママさんならどのように話されますか?
なかなかこの文章だけでは、主人がわたしに依存しているかは判断しかねると思うんですが、もし主人がわたしに依存しているなら、わたしがどのように行動したり伝えれば、依存の軽減に繋がると考えられますか?
是非この話にご意見を聞かせていただきたいです。
ご回答よろしくお願いします。

人生相談なのか…ただ背中を押してほしいだけなのかもしれないんですが、こうやってあぴママさんに直接自分のことを話せる機会に感謝しています。
何かモヤモヤした時は、夜息子の横で布団を被ってブログを読んで励まされてきました。
あぴママさんの活動を見ていると、本当に気持ちがいいです。有名になるにつれて大変なこともおありでしょうが、ずっとあぴママさんを応援しています!

えりさん、こんにちは。

相談文章をすべて拝見させていただきました。

えりさん。まずははっきり申し上げたいのですが、自分の行動基準が「他者が怒らないかどうか」という状態は、えりさんにとって、とてもよくないと思います。

そのことにほかでもないえりさんは気づかれているからこそ、こうしてメールくださったのだと思いますし、この状態は、なんらえりさんの言動に責任があることではないと思いますから、ただただこの状態を紐といていくことの手助けをさせていただければと思います。

えりさんのような状況にある方は、特に女性に多いものと思います。その状況がふつうであるかそうでないか。そういう基準で考えてみると「うん、そういう人っていっぱいいるよね」というところに収まります。「ふつう」という基準は厄介ですね。

みんなが我慢しているから自分も我慢する。これは、ほかでもない「自分」はどのように生きていきたいのかという照準から著しくはずれてしまう大元となってしまいますから、まずは、「自分はどのように生きたいのか。」「どのような生活を営みたいのか。」「今の生活を送るわたしは本当にわたしと言えるのか。」ここから出発していきたいものです。

文面から立ち上るえりさんの性格や基本的性質を鑑みると、今の生活は、えりさんのような方にとってはもっとも望ましくないものなのではないかと考えました。その生活をつづけ、自分を思うままに表現できますか?自分の感性を、えりさんにとってはもっとも大事な自分の感性を、人生が終わるその一瞬まで脈々と着実に育てていけますか?息子さんは、他者の機微が行動基準であるえりさんを、どのような気持ちでこれからも見つめ続けるものでしょうか。

まずはこのことについて真剣に自問自答してみていただきたいです。

ここからは、ご主人の言動について考えてみたいと思います。

今のご主人は「怒りでえりさんを威圧しコントロールしようとする」という傾向にあるようですね。

残念ながら現在、ご主人の側には、行動を改善する理由と動機はないと思います。なぜなら、現実生活で怒りを使い、えりさんをコントロールできているからです。えりさんはすでに、「ご主人が怒らないかどうか」を行動基準にしているからこそ、ご主人としてはえりさんというのは「大成功案件」だと思えます。基本的に自分の思うままに動いてくれるからです。(大成功案件とは、非常によくない言葉遣いですね。改めなければなりません。)

えりさんがまさかいなくなるとは思っていず、安心しきっているご主人の心が見えるかのようです。ご存じのとおり、その状態を私は「依存」と表現したことがあります。

「俺が料理をつくることに感謝していたら、髪の毛を洗わないなんてありえない」

「育児がしんどいなら代わってやるから体を売ってでも100万稼いで来い」

これらの発言は、第三者から言わせると間違いなく精神的DVと呼ばれる類の発言でありアウトでしょうが、ここでは、なんらかの社会的基準に沿わせてDVとジャッジする気はありません。

私からすると、ただただ、自分の第一次的感情、つまり怒りなどで他者をコントロールし続けて成功体験を得てきた人間のいきつく場所に彼はいる。そういう静かな事実が見えるだけです。

「あぴママなら、彼を変えるためにどのように話すか?」

「もしご主人がえりさんに依存しているなら、えりさんはどのように行動したら依存の軽減につながるか?」

ここからは、これらに答えていきたいと思います。

これらへの回答としてわたしは非常に単純な回答しか持ち合わせていません。回答としては単純ですが、むしろご主人のようなタイプの人に対応するためにはこれしかないと信じています。

それは、

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