今日の漫画は孤独がテーマです。
先日の上記記事にて、「後ろ向きな発言を無駄だといわれてしまう…」という人生相談に漫画で答えました。
このご相談を見て思ったのは、「後ろ向きな発言を当然に人に受け入れてもらえると思っているところがすごい」ということでした。そう思っていなければそもそも後ろ向きな発言をしないと思いますから。
これは皮肉ではなく、本当に正直に、自分の性格との違いを感じたのです。
どうも私は、人に何を言うにせよ、どこか相手が楽しんでくれたりとか前向きな気持ちになるように加工して言う傾向があり、相手の悲観的な思いを喚起したりとかネガティブな気持ちを引き出したりとかするような発言をほとんど一切しないように心がけている節があります。
そのほうがいっしょにいて楽しいし嬉しいから。
だけどもしかしたらこういう私みたいな傾向の人って、孤独を感じやすいのかもしれないなと思い、このような漫画を描きました。
肝心のわたしは、たぶん客観的にみたら孤独な人なのかもしれないけれど、主観的に「孤独だ…」とあまり思ったことがないです。それは、つらいときは特に理由は言わないけれど「つらい」と人に言うし、「今は大変だ」とか適宜アピールするし、それを聞いた周りの人がなんやかんやかまってくれようとするからかもしれません。
結局は、自分の心の機微をすべて理解したうえで寄り添ってくれるなんていうムーブが人を救うのではなくて、あさってな方向からでも寄り添ってくれようとする人たちの存在が、人を救うのではないかと思っています。
一生前者のことを待っているシンデレラたちがいるのは知っていますが、あなたを救うのは後者だと思います。
Voicyはこちらです。簡単に共感してもらえなくなったときが、本当の人生の始まり