人生相談がきました。今回は漫画と文章でお答えします。漫画とちょっとした文章は非会員様にもお楽しみいただけるようにつくります。会員様にのみ、本件に関しあぴママの本音をさらけだします。以下、相談文そのままです。
あぴままさんこんにちは。
いつも投稿やブログを読ませていただいております。大学2年生の一閲覧者です。
もし、あぴままさんにとって興味深い題材だと思っていただけたら、この問題についてあぴままさんの考えを聞かせていただけたらと思っております。「他人の時間をリスペクトする」という記事読ませていただきました。その上でこのようなことをお伝えするのは心苦しいのですが、もしあぴままさんの中に引っかかるものが有れば、聞かせていただきたいです。
私には同い年の彼がいるのですが、彼と食事に行くと、決まって食事代を払うよと言ってくれ、多くの場合払ってもらっていました。しかし私はあまり払ってもらうことに快く思っておらず、毎回かなり粘るのですが、結局受け取ってもらえず。ということが続き、この人は男の人が上だという価値観を持っているのだろうと考え、段々と抵抗することをやめていきました。
そんな彼から突然、「いつも俺が食事代を払っているのに、ありがとうと言ってくれない」と指摘を受けました。私はこれを言われた時に少しモヤっとしてしまいました。なぜ私はありがとうを強要されているのだろうかと疑問に思ったからです。
奢られたくないのに、奢ってくれて、なお感謝を求めるというのは筋違いなのではないでしょうか?
私は人としての礼儀がないのかもしれません。あぴままさんはどうお考えですか?
まずは漫画で答えます。
最初にこの相談文を拝見したとき、答え方にはいろんなアプローチがあると思いました。自分の主張を聞いてもらえなかった相談者の残念さや悲しさに寄り添い、その正しさを肯定する形で文章を構成していくのもありだな、と少しおもったのですが、他人の共感は、悩みの解決法としてはその場しのぎであるということを前に主張した手前もあります。
女性どおしの会話には共感という形態が頻繁にあらわれます。しかし、他人からの共感によって自分の課題を解決することはできません。それらは一時的な快楽にしかならないのです。子育てにおいても全く同様です。 共感は、安易な人間関係をパッとお手[…]
あえて構造をとらえていく方法で答えてみました。
相談者さまがどういう文脈で「彼が女性に食事代を払わせない事実」を「彼は男の人が上だという価値観を持っている」と理解しているのかはわかりませんのでなんとも言えませんが、私は「女性に食事代を払わせない」ということと「男性優位の価値観」はまったく紐づかないのではないかと考えています。あぴママサポート会員様向けに、考えていることをあけすけに開示していきます。
目次です。
- 彼は男が上だと思っているのか?
- 食事代を女性に支払わせない行為が意味すること(社会的および客観的見地から)
- 「ありがとう」を言わない行為の意味を読み解いてみる
- おごるおごられるに意味などない、意味づけがあるのみ
- 結論(彼らが歩み寄れるたった一つの方法)