私は実は、キャリアを追求するのに男性も女性もまったく関係ない、と基本的には思っています。今の時代、選択さえ間違えなければ誰でも何にでもなれる、とも思っています。そしてつい最近まで「社会には男女不平等はほとんど存在しない」などと本気で信じていました。ですので、フェミニズムという言葉は自分からはもっとも遠い言葉だと思っていたのです。
でもまぁしかし、よくよく思い返すと、私はキャリアの追求のために「戦わずして戦ってきた」と振り返ります。そう。結局戦ったのです、女性差別と。
ある時期まで差別が存在すると絶対に認めなかった自分のゆがんだ認知とそれに気づくまでの話を漫画にしました。
壮絶でした。だからこそ、認知をゆがめなければやっていけなかったのだと理解しています。
あぴちゃんにはこう伝えています。「ビジネス社会というのは、男と同じだけがんばっても女は報われないようにできているよ。だからかなり覚悟して臨みなさいね。」そして、それならどう生きるのかというのも伝えています。
それを漫画にしました。