今日は、ほんとうにたびたびくる質問に答えてまいりたいと思います。
(タイトルで「毒親」としましたが、わたしはあまり毒親という言葉は好きではありません。なんだかお母さんに申し訳なくて。母は一般的に言うとたしかにかなりの毒親だったかもしれないけれど、母には母の事情があったはずなんです。しかも母のありようは私に大きな知恵とインスピレーションをもたらしてくれもしました。今回は、一般的に使われている言葉だし、わかりやすくなるかなという意図でつけました。)
最初に、最近読者さんからいただいた質問に、手書きでこたえましたから、その回答をご紹介いたします。質問は以下のようなものです。
「実母に似ているなと思うところありますか?年々実母の嫌な部分を自分の中にみつけて嫌になります。」
わたしの強烈な母親については何回か漫画にしておりまして、その関係で、タイトルのような質問を送ってくださる読者さんが大変多いです。
おそらくそういう質問を送ってくださるのは、母子関係で非常に苦労されて生きてこられた当事者の皆さんであり、母親にほんとうは会いたくない気持ちと、会わなければならない事情を天秤にかけ、大変悩まれているのだと、そのように想像いたします。実際にそのようなご事情を話してくださるかたも大変多いのです。
それでわたしはこのような質問をいただくと、本当に言葉に詰まってしまい、なにも返せないことがほとんどですから、あらためてひとつ記事を設けてしっかり答えてみたいと、今日はそのように思いました。