子どもは成長を自覚していない│あぴママびより
子どもに期待できないこと

子どもは成長を自覚していない

育児においてこれだけは心に留めておきたいと思うことがある。それは子どもは自分の成長を客観的には理解していないということ
あぴちゃんは小学校低学年のとき体の成長が人より大きく見た目が急激に大きくなった。
すると私たちも見た目の大きさと行動の幼さのギャップを埋めるかのようにマナーを厳しく取り締まったことがあった。
そのときの私たちの頭の中にはこんなに大きくなってみっともないという気持ちがうずまいていた。
しかしあるときあぴちゃんをじっと見つめていて気づいた。あぴちゃんは小さい頃の自分のまま素直に生きているだけだった。
それに気づいてからはあぴちゃんは大きくなってはいるけど、自分がどれほど大きくなったかも理解していないのよ。心は変わらないの。期待度をあげているのは大人だけなの
そうすると夫も状況を把握して落ち着く。あぴちゃんは今の自分が工程されていることを知りつつ、前より成熟が期待されていることを知る。
大人だって中身は子どもだ。たとえばわたしなら怠惰で怠け者。子どもの自分を抱えつつ生きている。
期待は重要だ。しかし自我は基本的には子どものままであることは理解してやりたい。

夫婦の気分というのもあるのですが、ある時期から急に、わたしたち夫婦はそろってあぴちゃんのお食事中のマナーを憂えるようになりました。あの時期、あぴちゃんは家では空腹のわんちゃんのようにご飯にがっついていることがままありました。しかし、ちょっといいレストランなどでは猫をかぶってお上品に食べることができましたし、わたしは以前はそこまで問題視していなかったのです。しかしその時期、みょうにあぴちゃんの所作が気になってしまうようになってしまったのです。

なんでだろうな、と考えつつ自分の気持ちと夫の気持ち、あぴちゃんの様子を観察していたのですが、原因を急に思いつきました。あぴちゃんの体が急に大きくなった時期なのでした。たしかに小さい子がガツガツと食べる様子と、ある程度大きくなった子がガツガツ食べるのとはみっともなさ具合が変わります。

ですから、あぴちゃんの心の変化というより、こっちの見方の変化により状況が変わったということなのです。いうまでもありませんが、この観点から考える限り、あぴちゃんに落ち度はありません。あぴちゃんは通常運転です。にもかかわらず親からの指摘は増えます。あぴちゃんにとってはさぞストレスフルだろうな、ということで、わたしは大人側にあゆみよりを促すことにしました。

もちろんあぴちゃんへの説明はする必要があります。こちらは体が大きくなったあなたに成熟を期待するようになっているということ。まだセーフということにするけど、ゆくゆくはしっかりできるようにならないといけないということ。

好きな人の期待に応えたい。これもまた人として自然な気持ちですから、あぴちゃんの行動も少しずつ変わってきています。まぁ言われるのがうざいから変わっとくかという気持ちかもしれません笑

今回は食事中のマナーにしぼってご紹介しましたが、それだけではありません。体が大きくなってくると、あらゆる意味で成熟を期待するようになっている自分を感じます。そして我が夫の言動もどんどん厳しくなってきていることを感じます。

しかしあぴちゃんの心は子どものままです。必ずしも体についていってはいません。そこのところ、よく理解しないといけないなと思い気遣っている毎日です。

 

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