あぴちゃん漫画を描き始めたのは、たぶんあぴちゃんがまだ小学二年生くらいの頃だったと記憶しておりますが、そんなあぴちゃんも今では中学二年生になりました。
あぴちゃんは、とても自由な園で個をじゅうぶんに尊重されながらのびのびと育ちましたが、もちろんそのような環境は、日本の公立小学校では望むべくもなく、最初のころは、すこし適応に苦悩しました。
誰がどう見ても普通の人生。 可もなく不可もない、普通の人の普通の人生。 つまり、幼稚園から社会生活をはじめ、学校に通い、社会人になるという、たぶんこのブログの読者さんの多数が送ってきたと思われる普通の人生。 これがすでにもう無理ゲーなんだと[…]
だけど、あのときから随分と時が経ちました。
あぴちゃんは今は、なんだか完全に適応しています。
適応するということは、ある意味つまらなくなるということで、母としては「あぴちゃん、そんな子じゃなかったやろ!!もっとガッツ出せよ!!」と言いたいこともたまにあります。
でも完全適応を決め込むあぴちゃんを誰よりそばで見ていて感じるのは、「出る杭にならない。みんなと同じようにする。」というのが、あぴちゃんが今属している社会にとって、ほんとうに大事なことであるということです。
いちばんものごとをややこしくしない、効率的な方法であるということです。
わたしは元から、子どもを俗世間からあまり離してはいけないなという思いを持っていました。Youotubeはわたしにとって良質なメディアではなかったけれど、見たいのだったら見せないとなと思っていたし、お友達がみんなもっているくだらないゲームも買ってあげないといけないと思っていました。
彼女が中学生になって、少しだけその思いが加速しています。やっぱり、目の前の子どものありようによって、親の思想も大きな影響を受けるのです。
今日はそんな今のわたしの思いを漫画にしました。
「子どもには人と違うことはさせたくない。」そんな保守的な思いを赤裸々に描きました。