誰かとの会話が終わって別れたあとに、「あ、わたし今すごく失礼なこと言われたな」とか「あれは、怒ってもよかったんじゃないの」と思い返してひとりイライラするなんてこと、あなたにはありませんか?
しかし、たいていの場合、そうなってしまってもあとの祭り。わざわざ相手の元に戻っていって、さっきのはとても失礼だったよね?なんてやると、不必要な諍いを勃発させかねません。
できるなら、その場でなんらかのアクションを起こしたい。「嫌な顔をして見せる」などちょっとしたことでもいいのです。小さな非言語的アクションでも相手には必ず伝わりますから。伝えられない限り相手の行動はいつまでも改善されようがありません。
今日ご提案するのは、普段のコミュニケーションにおいて相手が超えてはいけないラインを超えてきたとき、それに瞬時に気づくことができるひとつの尺度です。相手がそれを超えた瞬間に気づくことができれば、すぐに不快感をさりげないかたちで示すことができます。
悪い例としてある記事を引き合いにだします。記事の内容はきっと素敵なものでしょうし、批判したいわけではないのです。しかしわたしが伝えたいことを表現するのにもっとも都合がよかったので選びました。
文章の途中にはわかりやすくなるよう、わたしの主張を解説した漫画もつけました。どうぞお楽しみください。
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