先日の漫画「パック寿司の愛の時間」にはたくさんの反響をいただきました。
どんな反響かというと、「よくぞ言ってくれた」系が多かったです。
あの漫画の内容は大筋でいうと、忙しいときにスーパーのパック寿司やお惣菜に頼らざるを得ない主婦の生活を肯定したものでしたから、そういうものを生活において利用することにたいしていまだにある種の罪悪感をもってしまったり、心からそれを肯定することができない方々の気持ちを後押しというか刺激したのだと思います。
あの漫画ではパック寿司に頼ること、そういったものを使うことに臆することはないこと、そういうことをメッセージとして読み取られた方が多かったのではないかと思いますが、実際わたしとしては、パック寿司的生活に対しては、非常に複雑な思いを抱いています。
端的にいうと、それは現代のパック寿司を利用せざるを得ない生活の忙しさへの違和感なのですが、今回の漫画ではその複雑な思いを明らかにしました。
我々に求められている生活は厳しすぎるのではないか。
いや、厳しすぎることはデフォルトであっても、それに気づいていない人が多すぎるのではないか。
それではどうすれば我々は、各自で自分の「本当の生活」「あるべき生活」に気づいていくことができるのか。
そんな方法を描いたつもりですから、どうぞお楽しみくださいませ。