漫画のあとに本文が続きます。
昔のいい人像
右肩上がりで経済が成長していた時代は、周りのみんなととりあえず同じような生き方をすることが一番いい方法だったはず。そのときはそれが最適解だったのだから、その世代の生き方を否定する理由はない。きっとその時代のいい人像は、優しくてちょっとお世話焼きで、ボーッとした人に皆と同じような生き方を誘導してくれる人みたいな感じだったんじゃないのかしら。お見合いをとりもってくれたり、ちょっときついことを言っても現状維持のために背中を押してくれるような人。
経済の成長が限定的になった今は、必ずしもみんなと同じような生き方が美味しくなくなってしまった。いい人像も一転した、というふうに考えている。
現代のいい人像
正解のない時代においては、各自が新たな道を探らないといけない。イチから自分で考えて、試してみて、それは人生をかけた大きな実験。その実験の場所では、旧時代を周りと同調することで美味しく生き抜いてきた人々のアドバイスはあまり役に立たない場合が多い。他人の壮大な実験を重んじれる人。これが今のいい人像なんじゃないかなあと思う。
漫画に描いたのは親戚の女性です。彼女はたしかに旧時代を生きた女性のはずなのに、一貫して今のいい人像を生きています。会うたびに、私はほれぼれとしてしまいます。
あぴちゃんがどんなに奇抜なことをしても受け入れてくれる彼女との縁をこれからも大事にしていきたいです。