だれしも子どもは、かわいいおさるさんかもしくは子犬ちゃんのように自由でした。
でも大人になります。
自然体で自由な子どもをなにごとも整理整頓された社会でもうまくやっていけるように、社会化してあげる最初の存在は親です。
自由にたいして規律でもってするとき、「優しさ」だけではやっていけないのは明白ですから、表題の「甘やかす」という言葉もきれいごとに聞こえるような方もいらっしゃるだろうなと思います。
しかし実はこういうタイトルで漫画を描いておいて、ほんとうは甘やかすかそうでないかというのは、本質的な話ではないと思っていて、大事なのは、親がどっちの方向をみるのかというところなんです。
ある方向をみれば、不安はほとんどなく、子どものそのままを大らかに受け入れることができるでしょう。
しかし、それとはちがうある方向をみれば、子どもの存在自体が、不安を連想させるものになり、子どものやることなすことすべてが否定と矯正の対象になるでしょう。
そのときどきに応じて、どっちの視点をとるのか、自分でコントロールしようという話なんです。
今日の漫画は、明るい方向に、良い方向に、子どもと自分をもっていけるようにコントロールする方法をかいたものです。
子どものやることなすことすべてに、イライラしたり不安になってしまうことが多い方の参考になるんじゃないかと思います。
子どものためというより、お母さんのために描きました。
たんに甘やかそう。という話ではけっしてないんです。心のコントロール術の話です。
さて、果たしてそれでよいのか…?漫画のつづき、ご覧ください。