サッカーの練習にいくまえにゴネるあぴちゃん。
漫画の中には、「不快は永続しないこと」を知ろう。というようなメッセージを込めていますが、『そんなことはわかっている』と思った方もたくさんいらっしゃるだろうと思います。なぜならこれは、とても陳腐なメッセージだからです。
私たちはプチ苦境におちいったときに、他人にこうアドバイスされます。「それはきっと長く続かないから大丈夫だよ」、「ここを過ぎれば今に楽になるよ」、「明けない夜はないよ(←こんなこと言う人いないか…)」。
そして自分たち自身もだいたい似たようなことを他人に言います。だから陳腐なんです。
陳腐になってしまっているからこそ、そういうことを言われて「ああ、本当にそうだなぁ」なんて思う人は少なくて「そんなことはわかっている。だけど今が辛いんだ。」と内心反発する人が大半なんじゃないかなあ。それがこのメッセージが陳腐化してしまったことの弊害です。わかっている気になってしまう。だから相手の言葉が入ってこない。
しかし実際は、本当に目の前のものごとを俯瞰視できれば、苦しいときさえかなり心が楽になります。あぴちゃんにとって、このメッセージはまだ陳腐化していないんでしょうね。しっかりその言葉の真の意味をイメージして頭に落とし込んだからこそ「すん」となったのだと思います。子どもは柔軟でいいなぁ。
自分がこの俯瞰視をできているとまでは思いませんが、子育てをとおしてほんのすこしなら理想に近づけている感覚があります。こういうことに気づいたきっかけのことはかつて漫画にしました。会員様どうぞご覧ください。頭ガッチガチだった頃のこと、気づくきっかけになる出来事、漫画にしています。
育児まわりで望ましくない状況が続き、悩んでいたとします。もし先輩ママに相談したら、 「子どもを信じてどんとかまえていればいいよ。案外なんとかなるもんだよ。」 というようなことを言われることがあります。それは、実際になんとかなっ[…]