あれはあぴちゃん漫画を描き始めた初期の頃だったと思いますが、なにげなく描いた、勉強より大事な教育という漫画が、各種SNSで大反響を呼んだことがありました。
あれは今思い返しても相当の反響で、びっくりした記憶があります。あれよあれよというまに、どんどん新しい人の元に漫画が届き、手元のデータによると、約150万人の方があの漫画を目にしたことになります。日本人の100人に1人が読んだという計算です。本当かよと思いますが、数字上だけでいうと、そうみたいです。
たしか当時、あぴちゃんは小学4年生。わたしは彼女が小学生の頃は、いわゆる机上のお勉強を重視しないタイプの親でした。いや、ほんとうのところは勉強させたかったのだけど、あぴちゃんが嫌がったから、悩みに悩んで、「もういい」と、させるのをやめたんです。
勉強はさせられないとなると、他のことに目がいくようになります。そうして他のことの方に目をやると、この世界は、「勉強より大事な教育」の機会に満ち溢れていました。
むしろ、勉強をさせるより、ずっとずっとそっちを教育するほうが必要に思えました。
あの漫画は、そんなわたしの反骨精神を描き出したものだったのです。
勉強より大事な教育とは、自分の心の状態に自分で気づき、自分でたてなおす方法についてでした。誰の力も借りずに、自分で自分をケアして、自分を嬉しがらせる方法だったのでした。
さて、つい最近の話ですが、中3のあぴちゃんにまた、「勉強より大事な教育」をほどこす機会に恵まれました。
人生が嫌になってしまったあぴちゃんに、トンネルの中、明るい入り口を見失ってしまったあぴちゃんに、彼女が小学生の頃に与えた知恵を、もっともっとアップデートして伝える機会が訪れました。
今日の漫画は、もっとも最新版の「勉強より大事な教育」についてです。














