子の不機嫌に応戦しないという記事に、「あぴママなら子どもの友達に注意しますか?」という質問がきたので少し考えてみました。
失礼な子というのはどこにでもいるものであり、これはある程度どこの親御さんもぶち当たったことのある問題なのではないかと思います。ご多分にもれず、私もそうです。あぴちゃんは日頃いろいろな友達を家に連れ帰ってきますので、過去にはそういうこともあったのです。
私はというとたいていの場合、どんな違和感があってもあぴちゃんの友達に注意することはありません。それは、たくさんの子どもたちがいつもうちにくるという状態を自分でも気に入っており、その環境を変えたくないという気持ちが一番にあります。そして、二番目にはあぴちゃんの大事なお客さんを私も大事にしたいという気持ちがあります。ただ一度だけ、ガツンとぶつかったことがありました。
それは、ある子どもが他の子に「物を盗んだ」という疑いをかけて責めていた場面に遭遇したときです。これは別に大人として仲裁に入ったわけではなく、あくまで居合わせた他人としてあらぬ疑いをかけられた子を援護しました。
「彼らが大人だったとしても自分は同じこと言うか」
これはいつも考えています。それは、たとえ子どもであっても自立した一個の存在として接したいという自分の希望があるからです。やはりとても可愛い子どもたちであるから、大人としてどうしても子どもを下に見てしまうという側面があります。なので自分は子どもたちをしっかり個として扱えているだろうかいちいちチェックします。
そんなふうに努めて接していると、子どもたちが次第に私を信頼して素の姿を見せてくれるものです。そうして子どもから思わぬ情報が手に入ったりしてとても楽しいのです。結局はただの打算的な態度とも言えるのかもしれません。