簡単に、「愛」とか言う人たちへ│あぴママびより
簡単に、愛とかいう人たちへ。

簡単に、「愛」とか言う人たちへ

それまではなにもかも灰色につまらなく当たり前だと思っていたし、いちいち細部を疑問に感じたことのなかったこの世界だ。

だけど、ひとつひとつの出来事で、怒ったり傷ついたりして、「なんかこれはちがうんじゃないか」と思ったり、「ほんとうにこれは正しい理解なのか」と考えたりすることも増えてくる。

そういう出来事が増えると、やっぱり気づかざるを得ない。

この世界は、もしかして、ちょっとおかしいんじゃないか。

世界をあらためて解体し、自分なりの論理で世界を構築しなおし理解しなおすことが必要なんじゃないか。

ここ10年、のんべんだらりと生きながら自分なりに世界の再構築に取り組んできた気がします。あくまで内的な作業です。

主にその作業を助けてくれたのは、娘のあぴちゃんです。

子どもの力はやっぱり絶大です。あぴちゃんほど、わたしにものを考えさせ、力を与えた存在はいませんでした。あぴちゃんは、わたしのラッキースターであり、ゲームチェンジャーでした。

最近、家族としてあらたに犬が加わりました。犬もすごいなと現在のところ感じています。わたしにとってのもうひとりの、ゲームチェンジャーになるのではないか。

今回は犬をとおして得たひとつの気づきを漫画にしました。

満面の笑顔とともに、
はちきれんばかりの愛情を
体ごとぶつけてくるのが、犬である。そんな犬の気持ちを言葉で表そうとすると
ママ大好き、大好き、ほ~んと大好き!!! おそらく言葉としては、これがいちばん近い。
うんわかったわかった、わかったから でも、目の前の犬がぶつけてくるものと「大好き」という言葉に、すごく、すごく乖離があるとかんじる。
なにかもっともっと大きくてもっと切実で、同時にすごく儚くて、熱いもの。安易な言葉を超えるなにかを毎日見せつけられている。
ママが大好きなんだ-。人間は言葉を話せるから、言葉にひっぱられるけど
私たちの間にも、大好きなんて言葉で言い表せるものではなく、熱くて大きく儚い、そのときだけのものが、いきかっていた。
もう今は、「大好き」なんて言葉は聞けないけれど。
バサッバサッ
あぴ~、今日はあそばんの?今日はいい!
ただいま バンッ
おかえり
ママ、先生がコレコレこんなこと言ってたんだけどママどうおもう?うちはぜったいおかしいとおもうっ!! なんでもきいてくれる母だから、とか、どんな自分も受け入れてくれる人だから、とか、言葉ではなんとでも言える。勝手に言ってろ。
どんな関係にも、大きくて熱い、今だけのものがいきかっている。あらわれ方はいつもちがう。でもそこにあるものの質は同じ。簡単に、愛とか言うな。言葉があるから人間は悩む。
大きなものをそのまま感じとる。言葉を超える、切実な、儚い、今だけのなにかを、そのままうけとる。そんなことができる人になれたらよいな、二〇二五年。

2025年も、あぴママびよりをどうぞよろしくお願いいたします。

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