勉強したいのに時間がとれない人へ│あぴママびより
勉強したいのに時間がとれない人へ

勉強したいのに時間がとれない人へ

あぴちゃんはあんまり部活が好きでもないのだが試合のメンバーになってしまった。試合メンバーはテスト前なのに一日遠征があったりして大変だ。学友たちがテスト勉強にまる一日費やせる日もあぴちゃんはずっと試合だ。
特に今回のテストには超えたい壁がある。テスト勉強を優先させたいあぴちゃんはとっても焦るのである。うちだってたくさんテスト勉強したいのに
試合のせいで勉強できなかった土曜日の夜、悲痛な面持ちでママの枕元に立ったあぴちゃん。ママ、みんなが今日は1日勉強できた日なのにうちは2時間しかできんかった。うちはもうダメだ・・・ なんだかノイローゼっぽくなっており正直大変面倒くさい。
時間量で考えちゃダメよ。それって結構みんなが陥りがちなワナだし中学生ってそういう視点しか持てないんだろうけど・・・。同じゴールを設定されて、そのために二時間もらった人と十時間もらった人どっちが成果出すと思う?
短期的に考えると十時間組が成果を上げることの方が多いけど、長期的に見て強いのは二時間組なんよ。なんでだと思う?
二時間しかないと工夫するからよ。二時間で十時間に勝つにはどうすればよいかという戦略に動くからよ。十時間与えられた人間は逆に怠けるの。ママが介護とか育児とかしてる人しか雇わない理由のひとつでもあるのよ。
ホ
でも、うち、今日は2時間で数学の応用問題2ページしか進まなかったぁ・・・
あぴちゃんはおばか出身だから量をこなすことが善だって思ってるでしょ。量をこなす勉強は基礎ができてない人が基礎を埋めるための勉強よ。基礎ができてる人は応用問題にじっくり時間をかけて思考力を養うの。いちばんきついフェーズよ。
今はそのフェーズにいるんだから量をこなせないことを苦にしなさんな。ステージがちがうんだから人と比べないよ。
ふ~ん。ホ
後期育児は、大変大雑把に言うと、概念をこねくりまわしてテキトーに現状を肯定してやる、これしかやってないなと思う。
まさか本心、「苦しめ。それでいい。」をそのまま言うわけにもいかないし。すべての葛藤と苦しみは、必ず今後のあぴちゃんのためになる。「がんばれ、あぴちゃん!!」という感じである。

最近、顕著に感じるのが、わたしが悩んできたことや、通ってきた道、そこから得たさまざまなことがそのまま、娘のあぴちゃんへの教えに役立っているなということです。

彼女が現在進行形で抱える問題とか彼女を悩ませているものごとへの回答や解法のようなものがほとんど一瞬でわかってしまう、そういう心理状態に今のわたしはいます。

中年の謎の万能感、それを元にした老害への確実な一歩、そういうところにいるわけです。

友人関係、性のこと、勉強や進路の話。ぜんぶ、ぜんぶ、私の視点から彼女にいろいろと話ができますし、臆することなくなんでも伝えてきました。それは、そうするべきだと思っていたから。

だけど最近感じるようになったのは、そういう謎の万能感を持ったおしゃべりな女が母親であることは、けっこう不幸なんじゃないかなということです。

「目の前にある有象無象のいろいろなことに子どもの心が悩まされる。それはその正体がなんであるのかがわからないから。親はその正体がなんであるのかを教える。子どもの心が楽になる。」

このサイクルもまぁいいかなとは思うのですが、今の自分を形作ってきたのは確実に、その正体がなんであるのかがわからない中で、自力でその正体を掴もうとあがいてきた歴史にあると感じます。

今のあぴちゃんとわたしの関わりを見ていると、わたしは「正体を教えよう、教えよう」と必死で立ち回っています。親なので、当たり前のことです。

でもたぶん、これってよくないなと思い始めました。

というところで、今のわたしがやっているのは、黙る練習です。

答えを知ってると思っているけど、あえて黙っている練習です。

あぴちゃんは、いろいろとひとりで苦しみ始めてますけれど、それが大事なんだなと思いながら横で見ています。

こらえきれずにこちらに寄ってきたときは、老害をやってしまうけれど。

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