言わない育児 vol.3│あぴママびより
言わない育児
ある日、父親といっしょにホットケーキを焼いていたあぴちゃん
火をつけっぱなしでダイニングにきたのであった。
大丈夫だよ!アラームで3分設定してるから!
いやいや、みてないと焦げるでしょ。
私だったら絶対にほっとく。そしてあぴちゃんに失敗させる。
失敗して悲しくなればよい。失敗だけは外注できない。成功のもととなる大事な経験になる。
でも夫のような態度だと、感情の消耗は防げるということになる。
失敗させない夫と失敗させたい妻。正解などはない。

正しい態度はないけれど、言う方、すなわち夫のほうが楽はできると思います。私はずっとこの調子であぴちゃんと向き合ってきたので、後始末も大変でしたし、ヒヤヒヤもさせられています。

本人は失敗を重ね、仮説をつくって「これならうまくいくだろう」という考える力を確実に身につけてきています。しかし残念なことにそれが間違っていることもあります。しかし子ども特有の妙な自信があるので昨今は、親が説得して最初から正しいことをさせるというのもなおさら厳しくなっています。言わない育児はけっして楽ではないです。

(たまにもうちょっと言うことを聞く子に育てればよかったと思うこともあります…)

まあでも乗りかかった船です。少なくとも私はこのスタイルでいくより他はありません。ひとつ言えることがあるとすれば、失敗をたくさんさせたことでメンタルが強くなってきている気がします。あくまで気がするという程度です。気のせいかしら。数年前はもっと軟弱だった気がするのです。今では……。強いです。

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