上記のVoicyでは、暇さえあればスマホを触ってしまう理由として、言葉探しをしているのではないかということをお話ししました。言葉探しとはつまり、自分の中のもやもやとした思考の断片を言い表すような、他者の言葉をえんえんと探しているということです。
そうして他者の言葉の断片をつなぎ合わせ、思考をつくっていく。スマホにかじりつく人の心理として、こういうものがあるのではないか。
今も若干そうではありますが、十数年くらい前がわたしのスマホ依存のピークでした。スマホから離れられないくせに、どこかでこれにはもう今の自分にほとんど意味がないということをわかっている。砂金取りのような確率でしか良い言葉には出会えないのに、えんえんとテキストを探す自分に嫌気がさしてスマホ自体持たなくなってしまったこともありました。
今はYoutube、SNSといろいろな媒体がありますが、おおむね人々の状況は変わっていないのではないでしょうか。みなさんにとってスマホとの時間はどんなものでしょうか。