インスタグラムで日々考えたことを簡単なイラストにまとめて投稿するようになって1年半経ちました。幸いアカウントが少し成長してきたため、少し立ち止まり、今もっている知見をみなさまに共有したいと思いました。
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一年半という日々は、ただ漫画を描いていただけではなく、InstagramというSNSに真剣に向き合い続けた日々でもありました。向き合えば向き合うほど面白いです。インスタグラムのアルゴリズム。この記事では自分が得た基本的な知見を紹介します。
基本的なことばかりなので、すでにやってるよ、という方もいらっしゃるかと思いますが、何かひとつは得られるものがあるんじゃないかなと思います。興味のある方のみご一読いただけるととても嬉しいです。
楽しく運営してフォロワーを増やすコツ
まず、結論を先に言わせてください。
これに尽きると思います。よりたくさんの方に読んでいただき、それを自分の更新へのモチベーションにするには、ほとんどこれ一つだと思います。この結論を4つの点から補強していきます。
インサイト機能をオンにする
もしインスタのプロフィールをビジネスプロフィールにしていない状態でアカウントを運営している方がいたら、今すぐにでもビジネスプロフィールに変更してインサイト機能をオンにすることをオススメします。インサイト機能とは、簡単にいうと、自分の作品が何人の人に届いたのか、そのうち何人がいいねをして、何人が保存したのか、等々を確認することができる機能です。
ユーザーはハッシュタグからきたのか、おすすめからか、発見欄からなのか、それらも各投稿ごとに確認することができるので大変便利です。
作品によって、届いた人の数、いいね、保存数が驚くほど変わってくるので、それがなぜ変わったのか、そして次の作品をより多くの人に届けるためには何ができるかを考えてちょっとした作戦を練ることができます。インサイトは、よりたくさんのユーザーに作品を届けたいクリエイターにとっては、ほぼ必須の機能といえます。
インサイト機能のオンの仕方は私よりGoogle先生の方が詳しいため、説明は割愛します。一つ言えることがあるとすれば、設定オンは超簡単です。
インサイトにより、分析する
まだインサイト機能をオンにしていない人のための参考に、インサイトで見れることの一部を紹介します。
インサイト機能をオンにしたら、これからは投稿ごとに、今までよりずっと細かにユーザーの反応を確認することができます。10投稿くらい行ってみて、それらのデータを比較すると、とても面白いことが見えてくるはずです。
それは、各投稿ごとのリーチ数(投稿が届いたユーザーの数)の違いです。同じ投稿者が同じ時間帯に同じような投稿をする。一見、条件が変わっていないように見えても、リーチ数が10万人単位で変わることもざらです。各投稿のインサイトを入念に観察することでこれの理由が見えてきます。
鍵を握るのは、エンゲージメント率です。投稿初期のリーチ数に対して、何人のユーザーが投稿をしっかり時間をかけて見て、いいねを押し、保存をし、シェアしたのか。この数字によって、後々一週間、もしくはさらに長い期間、Instagramのアルゴリズムによるリーチ数が変わってくるのです。いわずもがな、エンゲージメント率が高い投稿は、より多くのユーザーにリーチします。
インサイトによる知見を投稿に反映させたときに格段にリーチ数が上がった例を挙げます。(すべて私の体験談に過ぎません。)
- 画像の解像度を上げる
- スッキリとした配置を心がける
- 絵は丁寧に描く
- 読者にストレスのない絵を心がける(細かい手の位置などに矛盾がないか)
- 4コマ漫画なら、コマの構成の筋が通っている
- ジャンプ率を意識する
(2021年3月21日現在、このリストよりさらに多くの知見を得ました。後々必ず別記事で公開します。)
上記はあくまでインサイト機能に頼った場合です。もしフォロワーが100人くらいに増えてきたら、ストーリーズのアンケート機能などで作品に対するフィードバックを募ってみるのも面白いと思います。ただし、いただけるアドバイスは、そういうときに発言してくれる傾向のある方の好みに寄りがちになります。一番望ましいのはやはりインサイト機能とのにらめっこかもしれません。
規約違反に気をつける
インスタグラムで本格的にイラストアカウントを運用したいのであれば、コミュニティガイドラインと利用規約は読んでおくべきだと思います。なぜなら、InstagramはTwitterなどのSNSと違い、望ましいコミュニティ作りが、より厳格であり、アカウントの利用停止まではいかないまでにしても、シャドウバンというアカウントへの厳格な措置が誰にとっても身近だからです。
シャドウバンとは、簡単にいえば、軽微な規約違反により一定期間、投稿が新たなユーザーにほとんどリーチしない状態になることを言います。フォロワーには変わらずコンテンツを届けることができるのですが、フォロワー以外の方々には届きません。ですので新規フォロワーは全くといいほど増えない状態になります。フォロワー数を増やしたいクリエイターにとっては最も避けたい事態です。
ただのほんわか漫画を投稿する私のアカウントですらシャドウバンをおそらく三回ほど経験していますので、どれだけそれが身近であるのかわかっていただけると思います。
シャドウバンとはSNSの一般的な用語です。意味は、SNSの運営会社が特定のアカウントの特定の投稿を公の目に触れにくくさせることを言います。アカウントが停止されることはありません。一見、ユーザーは普通に投稿できます。なので隠れた禁止措置という[…]
上位ファン層に向けた取り組みを考える
インサイトでの数字を追いかけているとよくわかるのは、自分の作品をみていただいていく方々の中でも、本当に作風に興味と関心を持ち続けて追いかけてきてくれるファンは閲覧者の中でも5%以下だということです。Instagram内のDMやメールで感想を届けてくれたり、ブログ内の問合せで丁寧な感想を寄せてくれるような方々です。こういう方々は、その感想などから次の作品のタイトルのニーズなどを発想させてくれることもあるので、余力があるのならそのようなファンを離さないような取り組みについても考えた方がよいと思います。
クリエイターによっては、似顔絵企画、プレゼント企画などでそのニーズに答えているようです。私は、二週間に一回ほど、インスタライブで絵を描きながらお話させていただくことがあります。それは実はそういった上位ファン層に向けた取り組みのつもりで行っています。ファンを層にわけて、それぞれに応じてサービスを行うという考え方は、以下の本で学びました。(キャッチコピーの作り方など、発信者としてはとても参考になる本です。)
まとめ
まずは、インサイトで得た知見を作品に生かしていく。インスタグラムのアルゴリズムはユーザーの好みや行動に特化しているので、インサイトの確認によって、またコメントの内容によって、ユーザーの反応を細かにみながら運営すること。そして、規約違反に入念な注意を払うことで、たとえコンテンツに大きな力はなくとも、ある程度はアカウントを成長させることはできる市場だと思います。(コンテンツに大衆を惹きつける増大な魅力がある場合は、私が紹介したことはとくに意識しなくても放っておけばアカウントは育つと認識しています。)今後どうなるかはわかりませんが、インスタグラムのアクティブユーザー数はいまだ増加傾向にあり、少なくともあと数年は新規参入しても成長の余地はあるのではないかと考えています。
今後は以下のコンテンツをブログに拡充予定です。
- アンチコメントへの対応方法
- 誹謗中傷にメンタルをやられないための方法
- シャドウバンへの対応法
- バズに頼らずフォロワーを増やす
- 【Instagram】インフルエンサーマーケティングによるPR投稿、ユーザーはどう思っている?
- マネタイズについて
- メインの活動場所としての望ましいブログのあり方
インスタグラムは公式的にはシャドウバンの存在さえ認めていません。このことからわかるように、本記事、またこれから書くことになる記事はすべて私の経験による私見であることを強調しておきたいとおもいます。
本記事で書いた内容はごくごく一般的な内容ですが、1万人アカウントになるまでにあぴママが独自で行ってきた公開したくない取り組みについては下記の袋とじ記事にまとめました。こちらもあわせてご覧ください。
つい先日、Instagramのフォロワーが1万3000人を超えました。とても単純に理解すると、フォロワーが増えるということは市場に評価されているということですから、クリエイターとしては喜んでもいいのだと思います。しかし私の心境は少しちがいま[…]