説得力の正体│あぴママびより
説得力の正体

説得力の正体

ヨーロッパの人と仕事と人生のバランスについて話し合うと
己の幸せ第一義というようなこといってくれて説得力を感じたりする
たまに日本人も同じこと言ってくれるけど
彼らの主張の根拠がわからないからこそ説得力がある
旅先でであったおじいちゃんの話に説得力を感じるのもこれかも

私にとって、自分と出自の全く違う人とか違う文化からやってきた人と出会うことの楽しみってこれかな、と思って昔書いた漫画です。

「だれかのしてくれた話の根拠や背景、魂胆を都度探っていこう。」という態度は思考力を高めることにおいても、他人の言葉から容易に悪い影響を受けないという意味においてもなかなか有益であることのように思います。

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他人の言葉の価値を意識的に下げてみる試み

でもそういう態度は、この人の言葉いいな、とかこういうふうに生きたいな、などというお手軽な感動や憧れを持つ生活から遠のく態度にも思えるのです。

旅先で出会った人の話は根拠を探りようもなく真偽のほども定かではないのですが、不思議と強く印象に残ることが多いです。きっと「本当かどうかわからないこと」これこそが、嗜好品としてのものがたりの醍醐味なのです。そしてわたしは、子どもの頃からものがたりというものが大好きなのでした。

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