いくら子育てが大変でも、「じゃあそれをわかっていてなぜ産んだの?」という問いからは逃れられない。
いくらパートナーの愚痴を言っても「じゃあなぜ、わざわざその人と結婚したの?」という問いからは逃れられない。
子育てに関する愚痴、パートナーに対する愚痴。SNSにはこれらの愚痴にあふれていると感じることがあります。リアルの世界でもそうです。それらの愚痴を見るといつも、これらを言わないためにはどんな前提が必要かな、と私はいつも考えるのです。 子育てを開始した10年前に、まさに子を産まんとする世代の子育てへの認識と日本社会のありかたに大きなギャップがあるということに気付きました。でもそれに気づいたときにはもうすでに子は生まれていたし我ながら遅すぎなのでした。
さぁ、そのギャップとはなんなのでしょう。なぜ私はそれに気づかなかったのでしょう。このギャップに子育て世代の愚痴の秘密があると思うのです。