「反抗期」と片付けてもいいのですか?│あぴママびより
反抗期と片付けてもよいのですか?
最近やたら反骨精神旺盛なあぴちゃんばかりを描いているからか、あぴちゃんが反抗期のさなかにあると思われている向きがあるようだ。
漫画で切り取れるのは彼女の一分である。
反骨精神をたくましく育てる彼女は同時に他者の背景や気持ちを想像する力もぐんと成長させている。
夜中に目覚めると、少し空気が冷えていて、あぴちゃんがタオルケットの中に縮こまっていた。
隣の部屋に毛布をとりにいき、かけてやった。
でも、先日こういったのだった。「ママ、いつもありがとうね。」
毛布がここにあるためにはその前にママが何をしなければならなかったか想像できるようになっている。自然と出てくるありがとうという言葉はまがいようもなく彼女の成長だ。
子どもによってはこんなことは3才でもできること。しかしあぴちゃんの成長はあぴちゃんのもの。
子どもは本当にいろいろなものをみせてくれる。

私は、その生活の特性上、子どもが在宅しているときはずっと在宅しておりますし、毎日横にいるおばさんの妖精という感じですから、彼女のいろいろをいちばんそばで見ております。そうすると、彼女にはもちろんいろいろな面がありますし、とても反抗期とひとくくりにできないほどに、色濃い特徴をたくさん見せてくれるのです。

彼女はイヤイヤ期もなかったし、思春期もなんだかきているようには見えないのですが、そういうのは親側の主観の問題なのかもしれないな、と自分を見て思うのです。おそらくですが、概念としてイヤイヤ期、反抗期、思春期が全く存在しない国もあるだろうと思います。推測ですが、充分にありえます。

話は一転しますが、あぴちゃんの漫画を描いていると、「あぴちゃん最高!」「本当に面白い子!」などと、あぴちゃんがまるで個性的で特におもしろい子のようなコメントをいただくことが本当に多いのですが、わたしにはそう思えません。

あえて他の子と比較すると、どちらかというと、あぴちゃんはけっこう一般的な感じの子です。

こういったコメントに対して、私がいつも思うのは「ちがう、あぴちゃんが面白いのではない。子どもというのが面白いのだ。」ということです。

我が家は、地理上さまざまな子供が今まで家に出入りしてきましたが、くる子供くる子供、皆とても個性的でキャラクターが色濃いのです。見れば見るほどにおもしろい。

それで、大人もけっこうおもしろいんです。(まぁそれは、子どもみたいな大人とばかり交流しているからかもしれないのですが。)

もう5年ほど漫画を描いておりますが当初から一貫していえるのは、別にあぴちゃんが描きたくて漫画を描いているわけではないということです。あぴちゃんを通してあらわれるきわめて人間的ななにか、を描きたいのですね。ですから題材をしぼらず、これからも漫画を描き続けていきたいなと思います。

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