高学年の子たちの答えを聞いていると「自我が順調に広がっているな」とそういう印象を持ちました。
多かったのは「学校」とか「先生」という答え。
鬼というものを「自分の外側のものであり、自分にとって好ましくないもの」というふうにとらえると「学校」と即答する時点で、反する「家庭」というのは自分の内側のものと認識されているのではないか。だとすると、自我が、家庭まで延長されているというふうに考えることができます。
同じように「先生」と即答するなら、それよりこちら側にある親というのは、すでに自分の内側にあるものと認識されているのではないか。だとするなれば、こちらも自我に家庭が含まれており、なんだか順調に自我が拡張しているなぁという印象を持ちました。
このように自我が順調に広がっていく傾向にある人が、社会問題にも当事者意識をもつようになっていくのだろうなと思いましたね。まぁ、すべてわたしの妄想です。
我が子は、「ママが鬼ですっ!」と元気に答えておりましたから、家庭内に鬼が生息している場合は、このような妄想の例外となります(笑)