われわれは、「とかいなか」に住んでいます。(「とかいなか」というのは、都会と田舎を混ぜ合わせたあぴママの造語で、大都会の中にある田舎っぽい地域というニュアンスで使っています。)
とかいなかで庭をつくっていると、「殺生をしない」って本当にきれいごとです。
きれいな花には、蝶が卵を産み付け、芋虫が多量にわき、二日で花が全滅、なんて話も頻繁にありますから、有無を言わさず芋虫みつけたらつぶす、なんてことをわたしは日々やってます。
だけど、「できるだけ無駄な殺生はしない」、きれいごとの中でもそういうことは心がけてはいます。これはもう完全なエゴの世界です。
理想の自分であるために「殺生をしない」というスタイルを追求する、みたいな、本当のエゴの世界。
あぴちゃんは、どうなんだろう。
あぴちゃんは、庭でカエルを見つけたら喜んでカエルを捕まえいっしょに遊んだりたわむれたり。彼女はトカゲも大好物で、見つけたら追いかけますが、たいてい逃げられており、運よく捕まえることができたら、本当に嬉しそうにトカゲを従えてます。トカゲにとっては大迷惑でしょうね。
彼女は、ナメクジは「殺してはならぬもの」に分類したようです。
害のない裏庭のほうに移動させて、放つべきもの、そのように考えたようです。
そうするべきだったかもしれないなぁ、とわたしも思いました。なんだかとんでもないことをしでかしてしまった気になった出来事でした。