芽をつまない。何も奪わない。子どもに最初からそなわっている知恵を、そのまま活かして大人期に移行させる。
あぴちゃんの子育てをとおして、自分はこういうことが本当に可能なものか実験していたような気がします。
それがうまくいったのかそうでないのかは本当に些末なことですが、現在中学三年生の我が娘あぴちゃんには、とても大きな美点があります。
それは、ほんとうに、とっても素直な子であるということです。
素直な子ってどういうことかというと、わたしの中の定義では、いつでもどんなときも丸腰になれるということです。
思ったこと、感じたこと、自分の本音のようなものを隠さずに、いつでもそのままの自分で、人と向き合えるということです。
そのような状態は、これまでに、裸の自分をさらけだして、受け入れてもらえた成功体験が積みあがってつくられるものだと思います。10000回受け入れられ続ければ、10001回目に拒否されたり、「おかしい」と言われたり、バカにされたりしても、それはただの小さな出来事になります。10000回受け入れられ続けた実績のほうがずっと大きいから。
このような状態をつくるには、子どもの前で、汚いものを汚いと言わないことがとても大事だと思っています。
残酷なことを残酷だと言わないことが、本当に大事だと思っています。
自分の認知ではおよそ信じられない、受け入れがたいものを、シャットアウトしないことがもっとも大事だと思っています。
それは大人にとってはとてもキツイことで、心の鍛錬が必要なことだと思うけれど、今日はそのことを漫画にしました。






