私の羅針盤│あぴママびより
私の羅針盤
はじめて買ったギター
音の核の部分はとても好き。
とても、とても好きなのであった。
好きという感覚だけは色あせない。
好きなものを形にしてよりたしかなものにしたいと歩みを進めている。
五十年なんて言わせない。あなたはたぶん永遠に私の中で光り続ける。

現在愛用しているギターを購入したとき、接客してくださった店員さんに不安を打ち明けたことがありました。

「こんなに良いものを手に入れてしまうと、今愛用しているギターが色あせてしまうのではないかしら。」と。

そうしたら店員さんが、「そんなことは絶対ないですよ!」と言ってくださったのでした。

彼もギターを弾く方でしたが、好きなものはぜったいに心に残り続けると力説してくださったのでした。彼いわく、新たな「好き」は別空間でもうけられるものだそうで、同一空間を取り合うものではないのだと。

はたしてそのとおりでした。

好きなものは好きなんですね。無骨な見た目。今あらためて見ると、いかにも大量生産品で、音もかたいのだけど、やっぱりとっても美しいものを内側に秘めていて、いまだに私は一瞬で、この人のとりこになるのでした。

このギターは音響の具合で、自宅で弾いたときにもっとも美しい音を出すのですが、自宅に持って帰ると片づけマニアできれい好きの夫がしかめ面をしますから、会社にいるときだけたまに弾いています。

うん。やっぱり今日持って帰ろう。家で弾こう。今決めました。

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