どう冷静に見ても、あぴちゃんの子育てはけっこう大変だったと思うのだけど、あれ以来夫は自分たちの子育ては楽なんだと信じ込んでしまった様子であり、私からみると滑稽にも思えたほどでした。
本人にとってはそれはプラスに作用していたようだし、「自分たちの子育ては楽である」という私への押し付けも皆無でしたからほっときましたが、私からするとちょっと異様な光景でした。だって彼、客観的にみると十分に大変そうでしたから。
でもね、とても大変なことを、主観的には「全然大変なことをしていない」という気持ちでこなすのはそう悪くないことではなさそうだと、当時の彼を思い出すとそう思えます。「自分は苦労しているんだ感」が全くなかったからです。
私は私でニュートラルに振り切ってしまっている感がありますが、これは当時の職場での経験が大きかったのだと考えます。その職場ではとても面白いことがたくさんありました。今までの人生でいちばん学びが多かったのはその職場です。そのときの話は超個人的なものになりそうなので、会員サービス内でお話しようと思います。