「人の心を傷つける人の本心に気づいていくためのコツ」という漫画は、今期異例のヒット作となりました。DMやコメント欄などでさまざまな声をいただきました。
皆様のひとつひとつの声が、次の作品を作る際の大きな励みになりますし、原動力にもなりますから、本当にいつも感謝しながら読ませていただいております。
世の中では言葉の力が過度に信じられすぎているなと感じます。 言葉を額面どおりに受け取ってしまうから、不要に煽られてしまい、間違った方向に情熱を向けてしまったりすることもあるし、不要に心が傷つけられ、何年も何年もその言葉がフラッシュバックする[…]
あの漫画の中で私は、まずは本心というのを探るための基礎的考え方を描写し、そして次に「人の心を傷つける人をうまくいなすためには心のケアに徹するべし」というようなことを描きました。今回の漫画は、そんな心のケアの一例と呼べるものだと思います。
私たち親子にとっては、あまりに日常的な場面の描写で、私の狭量さが恥ずかしくもあるのですが書いてみましたのでどうぞ。
これがどうして心のケアになるのか、あぴちゃんは私の本心にあるどういう気持ちをケアしたのか。それについては、冒頭でご紹介の漫画と文章を読まれた方には、スッとわかっていただけるものと思います。
ケアしあいながら生きております。私はあなたをケアする。あなたは私をケアする。親子、夫婦、すべて双方向です。友人も恋人もみんなそう。
生きていく意味。生をつむいでいく意味。結局そんなものはなかったとしても、あなたがわたしをケアしてくれているという事実はわたしの心をほんのりともす。我々はそういうあたたかな優しい世界を生きているのだと思います。