人生相談がきました。不倫についてです。
相談者は過去の経験から、不倫をする人がどうしても許せないそうです。親しい友達でも上司でも、その人が不倫をしたことがあると知ると、たちまちその「黒い部分」が気になるようになり、避けてしまうとのこと。以下相談文、原文です。
こんにちは、ご相談があります。
おそらくあぴママさんの元には沢山のこのようなメッセージがきているかとおもうので必ずしもお返事がいただけるとは思っておりませんが、もし機会がありましたらブログのネタにでも構わないのでお返事がほしいです。。
私は26の時に結婚して、27で旦那の不倫が発覚し、離婚しました。結婚生活は一年もなかったです。詳しいことは省略しますが、かなり酷いかたちでの不倫発覚で、私も、私の家族もひどく傷つきました。
今年29になりますが昨年再婚し、子供も産まれ、今は幸せに過ごしております。
しかし、どうしても「不倫」ということに対しての嫌悪感やトラウマが消えず、
世の中には不倫肯定派の人や、好きにすれば?という感覚をお持ちの方がいるのも理解しています。
が、私自身はどうしてもダメなのです。テレビで有名人の不倫報道を見ること自体は、やれやれ。と流せるのですが、日常生活で近い人(友だちや仲の良い上司など)が不倫をしていたことがわかった途端その人に対してものすごく嫌になってしまうのです。
私がその人たちになにをされたわけでもないのですが、不倫という行為の陰にはほぼ必ず傷ついている人がいるのです。
それを考えると、「された側」としてはどうしても「した側」という枠組みでの嫌悪感が酷く、どんなに今まで親しくしていても、不倫を「した側」とわかった途端嫌になってしまいます。
その人たちそれ自体のことはとても大好きでも、その黒い部分を受け入れられず距離を取ってしまいます。
そんな自分が少し嫌になるとともに、でも自分の感覚は当然だよなとも思うのです。どうやってこの感情に折り合いをつけ、彼らとうまくやっていけばいいのでしょう。。。
水色の蛍光線をひいたのはあぴママです。
不倫という問題には、ふたつの観点からものごとを理解する必要があると考えております。そして世の中の人たちの意見は、このふたつの観点をまったくごちゃごちゃに理解している場合が非常に多いと考えます。
この相談者の「黒い部分」、「自分の感覚は当然」という表現からも、たしかに二つの観点の混同を感じました。回答文章では、その二つの観点を明らかにしつつ、あぴママが不倫をどのように理解しているか、私たちは他人の不倫とどのように向き合うべきなのか、そして相談者が認知を変えるためのヒント、などに触れていきます。
(明確に不倫を否定するような記事にはなっておりません。あぴママに不倫する人間をけちょんけちょんにして欲しい方は閲覧をお控えください。)