本一冊でそんなに変わる!?
9才のあぴちゃんはご多分にもれず野菜が嫌いで、おくら一本食べさせるのになだめたりすかしたりの毎日だったので、サラダを二杯食べるというのは奇跡とも言えることなのです。
思想が変われば行動が変わるものなのだなと激しく驚いたのに加え、根拠とかソースなしに本一冊から大きな影響を受けるその純粋さに危うさを感じてしまいました。私たちは皆、最初はこうだったのですね…。
そして親以外のところから文字媒体で思想を得てきて実践するようになったということにもまたびっくりです。それを一言でいうと、「こわっ」となるわけですね。
命をいただくという思想は現代人に教えられるのか
私は、命をいただくという気のもちよう、そして農家の方々に感謝しながらいただくという心を教えることはあまりできずにここまできました。それはとても大切なことで、口でそれを教えるのは簡単なことだけれども、自分たちのライフスタイルは必ずしもそういう気のもちようを全肯定していないと感じているからです。
ファミレスやスーパーのお惣菜など安価でご飯を食べられるところはほとんどすべて大量廃棄を前提にしたシステムのはずです。そういう場所を利用している自分がこういうことを語ってもパワーを持たないだろう、それならそれを言うための時間を、自分の得意分野を教えることに使った方がよいと思っていたからです。(もちろん、日々の生活で食物を廃棄することはありませんし最低限は教えていますが…)
でもまぁなにはともあれ、彼女はそういう情報をどこかから仕入れてきて感銘を受けて実践し始めたと。もうそんなところまできたのか。とその日はなんだか記念日のような気持ちでした。
後日談ですが、いったいなんていう本があぴちゃんを変えたの!?と聞いたら、「忘れた」と申しておりました(笑)