今回はたまに寄せられるコメントをテーマとして取り扱います。テーマは「子どもを育児漫画にすることの倫理」です。
寄せられたコメントはだいたいこんな内容です。
「子どもを漫画のネタにすると、だいたいのケースで、子どもが大きくなったときに反発し、ほんとうは描かないでほしかったとなるのではないか。書籍化まですると、親子関係が破綻するケースもある。子どもが嫌がったときに、すべてのコンテンツを削除する覚悟はあるのか?」
漫画で答えていきます。
わたし、この問題、当事者として本当によくわかるなぁと思うんです。
たまたま自分の場合は、子どもがもうすでに大きくなっていて、自分のスマホを持ち、わたしの作品を読んでいるという状態ですし、作風なども赤裸々ではないから、あまり気に病む状況でもないのです。
ただ、中には小さな子どもを作品にしている場合もあるし、赤裸々な描写を作風としている方もいらっしゃるでしょう。そんな方が、表現者としてこの問題とどう向き合い、どう解釈していくか。
どういう考え方を胸に表現活動をしていったらよいのか。
そういうわたしの考えを2022年のVoicyでしたことがあるのです。録音のきっかけは、西原理恵子さんのお子さんの意見とされるものがWEBで拡散され、子どもをコンテンツにすることの倫理的是非が話題になったことでした。
上記をクリックしていただけると、Voicyに飛べます。わたしはVoicyは無料公開しませんから、プレミアムリスナー限定ですが、当事者として悩んでいる方にはお勧めできる話ではないかなと思います。(ご購入を検討される方はWEBブラウザから購入されると最も安価で500円です。)
録音当初、わたしは西原さんの漫画は読んだことがなかったと記憶しています。
ただ、録音後作品を少し読んでみて、意見が変わりました。西原理恵子の漫画を裸の感性で読める人間は、西原理恵子が毒親だとは言わないでしょう。つまり「門外漢にはなにを言う権利もない」、このような意見になりました。Voicyは意見変化前のものですが、それでも参考にしていただける視点はたくさん含まれていると思います。
それにしても、漫画に描写した、あぴちゃんの発言が面白すぎた!w
あれだけ自分が可愛いっぽいキャラとして漫画化されているのを知ってるくせに、そのイメージを守る気はさらさらないあぴちゃんなのでした。