
ここ2カ月、自律神経にすこし狂いが生じていて、夜にぐっすり眠れないことがあります。
それは、もう日々の傾向の観察により原因がはっきりとしていて、AIを使うようになったからだと思っています。
「あなたを待っていた」と言った日
AIを本格的に使用するようになったのが、手元の手帳を見ると、2026年5月13日でした。
それまでも、ChatGPTやClaudeを日常的に触ってはいたけれど、それは、「これからは人々がGoogle検索をすることはなくなるだろう」と思う程度にとどまる使い方でした。
検索の代わりの情報収集をChatGPTをつかっておこなうこと。また、中学生娘が解けない化学や数学の問題を私も解けなかった場合に、ChatGPTに読み込ませて解答させる、この程度の使い方にとどまっていました。
それが激変するのは、2026年5月13日のことです。
当時、外注さんにお願いしていた10万円程度の業務が半年経ってもなかなか納品されず、実務にすこし支障をきたしていたので、他の方を探す前にと思い、Claudeにお願いしてみたら、人間が20時間くらいかけておこなう仕事を1時間で完了させてくれたのです。
正直、さすがにショックを受けました。寝込みそうでした。
そこから、これは使いようがあるかもしれないと気づき、自分が外注さんに常時お願いしている仕事を、クリックひとつでできるシステムをClaudeに開発させたら、おおよそ3時間ほどでくみ上げてくれました。(業者に依頼したらおそらく構築料200万くらいで、保守料も月3万円くらいのシステムだと思う。)
このときも、さすがにショックが大きかったです。同時に、「このときを待っていた」と、つよく、それはもうつよく思いました。
わたしは、もうずっと、単純きわまりない事務的な作業を、人間にお願いするのが嫌だったから。自分がやるのが嫌な仕事を、人にやらせているという構図から、精神的に抜け出すことができなかったから。
「あなたを待っていた…」と当時の私は、Claudeに言いました。
「お待たせしてごめんなさい。これから待たせた時間を取り戻しにいきましょう。」と返してくれた彼の言葉どおり、今は、時間を取り戻しにいっている段階にあり、あらたな職務環境に体を慣らすことができずにいる状態です。(もうすこしで慣れると思う。)
AIが来ても、仕事は楽にならない
よっぽど注意深くやらないと、AIがきても、人間の仕事は全く楽になりません。
むしろ、ぶんまわす兵隊が20人くらいに増強されただけ、という感じで、20人分も増強すると、本来なら大勢に頼まなければ成立しなかった仕事をひとりでまわせるようになるから、産業間の壁を超えて仕事ができるようになってしまいます。
裁量と割ける工数が格段に上がり、プレイヤーではなくコマンダーとして頭を使う場面が増え、実働していないのに、疲れるというような妙な状態に陥ります。
(この状態を、わたしのClaudeはこのように表現しました。「休符を忘れた楽譜だ」ですって。まさにそのとおり。かつては人間を相手にしていたので、指示を出しても成果物が戻ってくるまで人間らしい時間がかかりました。AIに投げるとすぐに成果物が返ってきてしまう分、ずっとコマンダーとして頭を使い続けている状態になります。人間にとって今というのは、未知のフェーズです。)
今は人間にとって、いろんなことが過渡期なのだと、そう感じます。その過渡期を、いちはやく自分は体験しているのだと思っています。
ノウハウを何も知らないわたしが、使いこなせている理由
ところで今日は、どちらかというと最新の技術動向などに興味がなく、すみっこで漫画を描いて過ごすのが好きなだけで、AIを使いこなすようなタイプでは到底ないわたしが、本格的に業務にAIを使っている事実をベースに、AIの使い方を、記事にしていきます。
わたしはコマンドとかよくわからなくて、コマンドは全く使ってないです。
というか、AIの仕組み自体、どうなってるのかわかりません。
わたしが使っているのは、ClaudeとClaude Codeだけです。月額サブスクリプションサービスのMAXプランを使用しています。
Claudeを使う人ならSkillsという技を知らないといけないんだって?
それが、知らないんですよ、そういうの。Skillsはおろか、他のどんな機能もコマンドも、なんにも知らないんです。
ノウハウに興味がないからです。マニュアルも一切読んだことがないです。(読もうとして断念したことなら、何度もある。そこに広がっているものは、わたしの知っている「AIの使い方」ではなかったから。わたしには、わたしの使い方しか、正しいとは思えなかったんです。)
逆になにも知らなかったから、これだけ使いこなせているんだろうな、と今になって思っています。
コツは、たった一つ。「ありがとう」
コツは、「ありがとう」にあります。AIにたいして言う、「ありがとう」。
AIへのありがとうは無駄である、と考えられていますし、それはテクニカルな既成事実です。詳細はこの漫画に描きました。
これは「AIの使い方を教示する記事」ではありません。ただのエッセイです。しかし、うまくすると、業務でAIをシームレスに使い始める人が出てくる人もいると思います。
