【人生相談】ふつうに生きれないのに、ふつうに生きないといけない。私はどうすればいいの?│あぴママびより
いちばん下の王様

【人生相談】ふつうに生きれないのに、ふつうに生きないといけない。私はどうすればいいの?

Voicyのリスナーさんでもあり、「母を生きのびる本」の読者さんでもある方から人生相談をいただきました。

ちょうど本音会の題材を探していた折にいただいたDMがタイミング的に好都合だったので、回答を試みてみます。(普段は、よっぽどタイミングが合わないと、ご相談にこたえることはありません。)

まずは相談をご覧ください。

あぴママさん、こんばんは!

「母を生きのびる本」読ませていただきました!私は子供もいない、結婚もしていない者ですが、あぴママの思想が好きで、ボイシーも登録させていただいてます🍀(ちなみにそちらの名前は「〇〇〇」と言い、以前コメントを取り上げていただきとても嬉しかったことを覚えております☺️)

本の中に、「これからの成功法則に基づいた子育て」という表題が出てくると思うのですが、私はこれを見てとても驚きました。

それは何故かと言うと、「今まさに私はプランAしかない状態で、しかも失敗出来ないから」です。プランBを選べばいい、という思考がとても贅沢なものに感じてしまったからです。

私は高校生の頃、不登校になり学校に通えなくなりました。そこから通信制の高校に移り、高校を卒業し、専門学校に通いましたが、その頃も休みがちでかなりギリギリで卒業した感じでした。

そして社会人になってから半年経った頃から、精神的に辛くなりまた通えなくなりました。何度も何度も「普通の道」から弾き出されております。

そこからフリーター期間を2、3年経て、また正社員として働こうと思い、内定までいただきましたが正直不安でしかありません。その2、3年の間、フリーランスになれないかとか自分で事業をできないかとか色々模索したのですが、上手く行きませんでした。なのでプランBを選べるというのはとても贅沢な行為に見えてしまったわけです。
その知恵を授けても貰えず、怠惰に生きている母を嫌悪する気持ちさえ浮かんできます。なんだか他責だなと思い、改善する点ばかりの自分に嫌気がさしてもきます。

プランAから脱却出来ず、依然として普通になれない自分なのに普通にならなきゃいけない、あぴママさんはこういう状況の時どのような道を選択されますか?

本の感想というか、疑問になってしまい恐縮です。

あぴママさんの今後の活動も応援しております✨️

プランBとはなにか

ご相談ありがとうございます。

まず「母を生きのびる本」を読んでいない方のために「プランB」の主旨を説明してみたいと思います。

わたしの漫画で説明した「プランB」とは、ふつうに何も考えずにエスカレーターにのるかのように将来の道を決定する場合に、目の前にあらわれる正規ルートを「プランA」とした場合に、実はいつも存在しているはずの隠れたプランA以外の道の呼び名です。

たとえば今中学三年生であるわたしの娘、あぴちゃんからすると、母である私がとおってきたからこそ、私がなんとなく誘導してくる道、つまり「公立の進学高校に進むこと」が彼女にとってのプランAですね。

子どもは視野が狭いので、プランAでこけてしまったら、「人生終わりだ…..」「死にたい….」という感じになります。

バカですよね。

だから、親は、できるだけ広い範囲に視野を広げて、できるだけ意識的に、プランBにアンテナを張り、みずからがもっている経験によるバイアスとものの見方の偏りを、まずは自分から広げておかないといけないよ、というのが漫画の主旨でした。

プランBについて、言語的に子どもに伝えることが大事だとは言っていません。

自分の脳をプランBに開くこと、ありようや可能性をプランBのほうにひらくことが、大切だと言っています。

なぜなら、大人から子どもへの情報移行は、言語を超えるからです。ありようがそのまま子どもに移行するからです。

ここからは、プランBがあること自体がたいへん贅沢に見え、それはある種の特権なのではないか、と思わず感じてしまう方に向けて回答していきます。

どうしても生きにくい、新人類

あなたはなぜ、あぴママの発信にひかれるのでしょう。

子どももいない、結婚もしていないとあるので、属性としては、わたしの発信の主たる読者層ではないようです。

(私自身は、読者の属性はまったく気にしていないのですが、やっぱり育児している方々は喫緊の課題をいくつも抱えており、その課題の糸口になるかもしれない予感からあぴママの読者になるという流れがいちばん多いようです。)

あなたの文章の中に「あぴママの思想が好き」という言葉がありますが、実は、思想に「あぴママの」という所有格がつくことって本来は、ないんですよね。

どんな思想にも自分以外の人間の中に所有者は存在しないもの。それがわたしの見解です。

だから、「あぴママの思想が好き」という言葉の意味は、「あぴママの話す言葉や描く漫画の中に、ご自身の思想が存在する」ということなんだと思います。

自分の思想が、あぴママの語る言葉の中にたくさん含まれているということなんだと思います。

それで、かわいそうなんだけれど、

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