すべては夢なのではないか。│あぴママびより
すべては夢なのではないか。

すべては夢なのではないか。

受験期あぴちゃん。模試の息抜きにママと温泉にきている。
星空。ママ。太陽ってどれくらい大きいか知ってる?
え~地球より大きい・・・ あたりまえでしょ。直径140万キロとかなんだから。中心の温度1500万度とかあるんだよ。
絶対だれも計ってないじゃん、どうしてわかるの? 行かなくても計る機械があるんだよ。
じゃあママが地球が地球が太陽にぶつかるように願えば地球を滅亡させられるってこと? そうだけど、どうせそんなこと願わなくたって50億年後には地球は太陽にのみこまれるし
たぶんそれより前に地球は終わるし、人類ももっと前に終わるのになんでその時期を早めるの?
すべてがこの惑星の中のとじられたストーリーであることを早く体得的に実感したい、みたいな自分の欲望かなぁ・・・ママ、いってみようか太陽に。
ここから見える星のどれかに生命体がいるのかな。
いると思うよ。こうやって手を振ればこちら側にはない技術でこちらを見ている生命体に意志が伝わるかも。おもしろいなと思われながら観察されているんだわ。 なにがおもしろいかよ。こんな低レベルすぎる人間の生活。見てるわけない。
あら~低レベルだからおもしろいのお。地中から湧き出る温水にみんなで裸になってつかっている。普段、無用に感じているらしい羞恥心はどこへ?同一同種の仲間を殺し合うのはなんで?
ときどき、全部が夢なんじゃないかと思うよ。現実だって思ってるものはぜんぶ夢なんじゃないかって。
「夢ではない」と証明する術はなにもないのよ。それなのに奇妙に人はここに広がってる世界を現実だと思い過ぎているの。
超訳。星がきれいだね。温泉気持ちいいね。また一緒に来ようね。絶対にね。

受験勉強の合間に親子で温泉につかり、夕食を食べ、休憩スペースで漫画など読みながらゴロゴロする。

これが一週間に一度の親子の楽しみになりました。

夏までは旅などしていましたが、直前期は、さすがにあぴちゃんも遠出する気にもなれないようで、またわたしにもいつもそばにいてほしいようなので、家から思うように出られません。

せっかくいっしょにいるのに、いっしょに遊びにいったりもできず、つまらない日々を過ごしています。

合間にママトンホテルをやったり、温泉にいったりはしてるんですが、「つまらない」「つまらない」と親子で言い合っています。

内心わたしは「つまらなくしてるのは、あんただろうがよ」とあぴちゃんにたいして思ってはいるのですがね。

「志望校のレベルを下げて、ママともっと遊ぼうぜ」と思っているのです。

そんな娑婆の高校なんかが提供するよりもっとおもしろいプログラムを、こっちは用意できる自信があるのだから、そう言ってみたりするのですが、ママにはどうも人望がないようなのです。

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