






怒りの多寡は相手への期待度に比例する
他人に怒らなくなったのは、他人にまったく期待しなくなったから。クマに激しく怒っていたのは、クマに期待していたから。
期待するということは、これからもともに過ごしたいと思っていたから。
こういうことでしょうね。だから人がもし他人に大きな怒りを感じているのなら、相手とともに過ごすこれからの時間を長く見ているという可能性があると思います。行きずりの相手、その場限りの相手には、胸がふるえるほどやるせない怒りは湧かないものなのかもしれません。
でも怒りは良くない
でも他人に怒りをぶつけて、ものごとがとてもスムーズにいく可能性は他の方法に比べて低いと思います。「私」という主語を強調して、感情に訴えるほうが勝率は高いと思います。
「私」はクマがいつも遅れるから、クマに軽んじられている気がしてとても悲しい。「私」はクマが遅れた30分間に他の有効なことができたかもしれないのに、それができなくてとても悲しい。
このアプローチの方がずっと効きやすいと思います。自戒も込めて。